世界遺産の認知度
2025-03-19 16:24:33

日本の世界遺産、知名度と訪問経験に関する調査結果発表

世界には多くの文化や歴史を育んできた場所がありますが、日本においても多くの世界遺産が存在し、その認知度や訪問経験はどうなっているのでしょうか。株式会社クロス・マーケティングが2025年に実施した調査によると、全国の20歳から69歳の男女1,100名を対象に、日本の世界遺産についての実態が明らかになりました。

調査の背景


日本には現在26件の世界遺産がありますが、市民がその数を正確に把握しているのか。そしてどの遺産が有名で、実際に訪れたことがある人はどれほどいるのか。これらの疑問に答えるため、調査が始まりました。

認知度ランキング


調査結果によれば、日本の世界遺産の件数を正確に答えられた人は2.8%にとどまり、63.7%は「25件以下」と答えたことが分かりました。これは非常に少数派であり、知名度が広がっていないことを示唆しています。また、世界遺産についての意見も聞かれ、自然や文化について学ぶ良い機会だというポジティブな見解が多く寄せられましたが、人が集まることによる管理・保護の不安も指摘されました。

CNNの調査によると、知名度で一番人気があったのは「原爆ドーム」で、61.6%の人々がその存在を知っていると答えました。次いで「厳島神社」や「屋久島」も多くの人に認知されています。それに対し、年代が上がるにつれて世界遺産としての認知度は高まる傾向がありました。

訪問経験


訪問経験においても「原爆ドーム」が36.7%で最も多く、次いで「厳島神社」や「古都京都の文化財」等が続きました。特に年齢が高い層ほど、訪れた経験があるという結果が見受けられています。これは、時間や予算的な余裕がある世代が多くの世界遺産を巡ることができるからかもしれません。

行ったことのある遺産


調査の中で、「行って良かった」との意見が多かったのは、やはり「原爆ドーム」と「富岡製糸場」でした。原爆ドームは戦争の歴史を深く考えさせられる場所であり、一方、富岡製糸場はその文化と歴史が凝縮された空間です。訪れた人々は、その時の感情や情景をしっかりと思い出しているようでした。

調査の概要


この調査は、クロス・マーケティングのオンラインリサーチツール「QiQUMO」を用いて、全国で実施されました。調査期間は2025年3月14日から15日で、年代ごとに均等にサンプリングを行います。日本全国47都道府県を対象にしたこの調査からは、多くの人の本音や意見が引き出されました。

最後に


この調査結果は、日本の文化や歴史について再考する良い機会を提供してくれます。世界遺産を通じて、私たち自身の国のことをもっと深く理解していく必要があるでしょう。日本が持つ世界遺産を訪問し、その価値を学んでいくことは、未来の世代にとっても非常に重要なことなのです。


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会社情報

会社名
株式会社クロス・マーケティング
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー24階
電話番号
03-6859-2251

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