女同士の共感が描かれた新コミックの魅力
待望の新刊、ハッピーゼリーポンチさんのコミック『君にかわいいと叫びたい』が、2024年11月20日(水)に株式会社KADOKAWAより発売されます。今回の作品は、SNS、特にX(旧Twitter)での大きな反響を受けており、コミックファンの期待が高まる中でのリリースです。
本書は、主人公たちの友情と成長を描き出す物語で、特に女同士の共感と支持がテーマとなっています。物語の中心となるのは、ドールオタクの桐山と、その彼女に似た新入社員の南。彼女に心を開き、彼女との関わりを通じて自己肯定感を高めていく様子が丁寧に描かれています。
あらすじとキャラクター
話は、桐山が新しい同僚である南に出会うところから始まります。桐山は普段、緊張しがちな性格で社内での会話がうまくできないドールオタクです。しかし、南が彼の大好きなドールに瓜二つであることが明らかになると、彼の心の扉が徐々に開かれていきます。友情を築いていく過程で、桐山は自分の趣味を隠し通すことができなくなり、彼女との関係にも影響を及ぼします。その中で、自己肯定感を再発見していくという、共感しやすいストーリー展開が魅力です。
コラムページと描き下ろし
さらに、本書はストーリーの各話の最後に人物紹介のコラムページを掲載しており、キャラクターをより深く理解することができます。また、描き下ろしのエピソード「美女ととんかつ」では、桐山と南、そしてもう一人の同僚・桜小路カレンがランチに出かけるシーンが収録されており、彼女たちの友情をより一層感じられます。
作品の影響と感想
この作品を手に取った読者は、自己肯定感が高まること間違いなしとされています。特に、SNSで広がる女友達との「好きなこと」を語り合う現象が、本作を通じてさらに加速する可能性があります。友情をテーマにしつつ、オタク文化も反映したストーリーは、幅広い読者層に受け入れられることでしょう。
著者について
ハッピーゼリーポンチさんは、2023年に『ワタシってサバサバしてるから』の公式スピンオフ作品を電子書籍で刊行。その後、本作が商業作品としての初めてのオリジナル作品となります。Xアカウント(
@hapijelly912)でも情報を発信しており、多くのファンとダイレクトにコミュニケーションをとっています。
書誌情報
『君にかわいいと叫びたい』は、A5判、148ページで、定価は1,265円(本体1,150円+税)です。ISBNは978-4-04-684027-1となっています。興味のある方は、KADOKAWAのオフィシャルサイトやAmazonでの予約も可能です。新たな友情コミックに、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。