平和の象徴をつなぐアート『DANDELION PROJECT』が延暦寺で展示
2024年9月14日から12月8日まで、滋賀県にある世界遺産・延暦寺の釈迦堂において、アーティスト村松亮太郎による『DANDELION PROJECT』が展示されています。このプロジェクトは、平和を目的としたアート活動であり、川尻征司(SEIJI KAWAJIRI)が支援しているものです。
『DANDELION PROJECT』は、2020年の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、世界中の人々に平和のメッセージを届けるために立ち上げられました。具体的には、タンポポをモチーフにしたアートオブジェを世界各地に植樹し、平和の象徴として花を咲かせる活動です。これまでに東京や上海、パリなど、63か国以上で展示を行ってきました。
このプロジェクトは、形を持たない「想い」を形にすることを目的としており、川尻が強く共感し、2021年からサポートを開始しました。展示されるアートは、訪れる人々に深い感動を与えるだけでなく、他の文化や宗教を理解するきっかけを提供します。
延暦寺自体も、「一隅を照らす」の精神に基づき、毎年、宗派を超えた世界平和宗教サミットを開催しています。そうした背景の中で、本展示は、宗派の枠を超えた平和の祈りを象徴する重要な意味を持っています。
また、展示期間中の11月1日からは、比叡山坂本エリアで『NAKED夜さんぽ™ 比叡山坂本』というナイトウォークイベントも開催されます。ここでは、延暦寺釈迦堂と坂本エリアが一体となり、平和のメッセージを強調する取り組みが行われます。このようなイベントを通じて、来場者は平和の大切さを改めて実感することができるでしょう。
川尻征司の活動
川尻征司は、内閣府認定の公益財団法人KAWAJIRI FOUNDATIONを設立し、経済的な理由で学費が支弁できない大学生に奨学金を提供しています。また、アートや文化の新潮流を支援する新世代のギャラリストとしても活動しています。教育やアート、文化など多岐にわたる分野で、より良い社会の実現を目指しています。
さらに、川尻は自身の公式サイトで、アートプロジェクトの最新情報や活動を発信しています。彼の活動は、単にアートを支援するだけでなく、次世代の芸術家たちにとっても大きなインスピレーションとなっています。
村松亮太郎のプロフィール
村松亮太郎は、株式会社NAKED, INC.の創業者であり、大阪芸術大学の客員教授でもあります。彼は、映像や空間演出を手がけており、その作品は国際映画祭で多くの賞を受賞しています。また、平和への祈りを作品に込めることで、文化の架け橋を築いていく活動を行っています。彼の公式サイトでは、さまざまな活動情報や作品が紹介されています。
平和の象徴ともいえる『DANDELION PROJECT』を体験するチャンスです。多くの方々に訪れてもらい、美しいアートと共に心温まる平和のメッセージを感じていただきたいと思います。