神社と共生する新たな高齢者ホーム
株式会社アズパートナーズが運営する「アズハイム大田中央」は、地域と神社の伝承を活かした新しい介護付きホームとして、2024年度グッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました。この受賞は、「神社・地域と共に歩む老人ホーム」プロジェクトが評価された結果です。
プロジェクトの背景と目的
アズハイム大田中央は、東京都大田区に位置しています。この地域は2018年に土砂災害リスクのある「レッドゾーン」に指定され、多くの課題を抱えていました。このプロジェクトは、大和ハウス工業株式会社や荒藺ヶ崎熊野神社、さらに株式会社チャーム・ケア・コーポレーションと連帯し、地域の安全を確保するために立ち上がりました。
地域の住民との協力関係を重視し、神社の振興と高齢者ホームの設立を同時に進行させることで、住民が安心して暮らせる環境を提供しました。広場を中心にした設計により、地域行事を促進し、コミュニティの繋がりを強化することが狙いです。
グッドデザイン賞評価の要点
1.
地元住民との協力: 神社再建と高齢者ホーム仕事を連携させることができ、地域住民からの支持を得ることに成功。
2.
交流の場の提供: 地域住民と入居者が共に交流できるスペースを設けることで、世代間のコミュニケーションを促進。
3.
持続可能なコミュニティ: 都市と自然が共存する新たなコミュニティのモデルを示し、今後の地域開発の指針となる可能性があるという評価。
アズハイム大田中央のコンセプト
アズハイム大田中央の中心的なテーマは「歴史の継承」です。神社の建替えにあたって地域の人々との協力を得て、地域の神木をホームの記名やデザインに使用しました。これにより、地域への愛着や独自性を持つ空間が創造されました。また、神社とホームの境界を曖昧にすることで、自然と文化を融合させたコミュニティづくりを実現しています。
未来への期待
今回のプロジェクトを契機に、私たちは地域と共に歩む新たな高齢者ホームの形を推進していきます。今後も住民のニーズに応え、安全な住環境を提供すると同時に、持続可能かつ互助的なコミュニティの構築に寄与すべく努力を続けます。
物件詳細
- - ホーム名: アズハイム大田中央
- - 所在地: 東京都大田区中央5-4-5
- - 開設: 2023年7月1日
- - 総居室数: 71室(全室個室)
- - 延床面積: 2867.29㎡
- - 運営主体: 株式会社アズパートナーズ
- - URL: アズハイム大田中央
株式会社アズパートナーズの取り組み
2004年に設立されたアズパートナーズは、「アズハイム」ブランドを通じて介護付きホームやデイサービスを全国に展開しています。特に、介護業務支援システム『EGAO link(R)』を導入することで、高いサービスと運営効率を実現しています。また、2024年4月には東証スタンダード市場に上場し、介護業界の生産性向上を目指した改革を進めています。これにより、地域と共に活きる持続可能な成長を目指しています。