新たなシェアハウスが横浜に誕生!
神奈川県横浜市に、児童養護施設出身者を支援する新しい女性専用シェアハウスがスタートしました。このシェアハウスは、認定NPO法人ブリッジフォースマイル(B4S)が運営する「スマイリングプロジェクト」の一環であり、社交的な環境の中で共に暮らし、自立の準備を進めることを目的としています。
児童養護施設を出た子供たちの現実
日本では、多くの子どもたちが児童養護施設で育ちますが、基本的には18歳で巣立たなければなりません。特に、児童養護施設を卒業後の生活は非常に厳しく、心身ともに疲弊するケースが多いのが現状です。大学や専門学校に進学できたとしても、卒業に向けての学業と生活の両立は容易ではなく、退学を余儀なくされることも少なくありません。
横浜市に新たなシェアハウス「SHIP星川」のオープン
B4Sでは、2019年から取り組みを開始し、これまでに神奈川県川崎市で1棟目のシェアハウスを運営してきました。その成功を受け、ついに横浜市に2棟目となる「SHIP星川」が開設されました。ここでは、学生として生活を希望するケアリーバーと、社会人としての経験を持つ方が共に暮らし、支え合う環境が提供されます。
このシェアハウスは、地域の支援者たちによって、中古物件を購入し、フルリフォームを施した一軒家として完成しました。多くの皆様の協力によって、心地よい住空間が実現しました。家具は、社会貢献を目的とした家具ブランドunicoの協力を得て提供され、素晴らしい居住空間が整えられています。特に、日差しの差し込む快適なリビングは、住民たちの交流の場となることでしょう。
施設の詳細と利便性
シェアハウス「SHIP星川」の所在地は、横浜市保土ヶ谷区峰岡町で、アクセスも便利です。相鉄線の星川駅や天王町駅からそれぞれ徒歩9分という立地にあります。賃料は月額42,000円〜46,000円で、共益費10,000円がかかり、女性専用の6世帯が利用できます。周辺にはイオンモールが徒歩1分の距離にあり、生活の利便性も抜群です。
また、住宅内部は夏は涼しく冬は暖かい設計が施されており、全ての壁や天井に断熱効果の高いセルローズファイバーが使用されています。個々の部屋は10㎡から13㎡と余裕のあるスペースで、キッチンは新品の家電を備えています。入居者には、月に一度、B4Sのスタッフと共に行うハウスミーティングがあり、食事を通じての交流が促されます。お米の寄付も受けており、自由に利用することができます。
まとめ
この新しいシェアハウスは、ただ住む場所を提供するだけでなく、仲間やロールモデルと共に生活することで真の意味での支え合いを実現しています。子どもたちの自立を支援する「スマイリングプロジェクト」として、今後も多くの支援が期待されています。興味のある方は、ぜひ「SHIP星川」への入居を検討してみてはいかがでしょうか。詳細については、
こちらのリンクからご確認ください。