クリーンビューティの新たな潮流
株式会社コーセーは、新たにナチュラル・クリーンビューティ市場への参入を果たすため、二つの新シリーズ「雪肌精 BLUE」と「Prédia BLUE」を2025年5月16日に発売します。これらのシリーズは、現代の消費者が持続可能性を重視する傾向を反映し、和漢植物由来や海由来の成分をふんだんに取り入れています。
持続可能性を意識した新シリーズ
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」に対する理解が広がる中、化粧品業界でも成分の透明性や環境への配慮が重要視されています。特に日本では、消費者が購入時に環境に配慮した原料やパッケージの使用を選択する傾向が年々強まっています。「雪肌精」と「Prédia」は、これらのニーズに応える製品を通じて、人と地球の調和を目指す新たな提案を行います。
「雪肌精 BLUE」の魅力
「雪肌精 BLUE」は、1985年にアジア初の和漢植物を用いた化粧水ブランドとしてスタートした雪肌精の新たな展開です。このシリーズでは、和漢植物由来成分を取り入れ、肌や心、体に寄り添うホリスティックケアを提供します。特に中心製品となる「ディープハイドレイティングエッセンス リキッド」は、うるおいを与えるローション層と、なめらかに整えるエマルジョン層が絶妙に融合した二層式の化粧液です。
また、製品パッケージも環境を意識したデザインが施されています。伝統的な「日本瓦」をモチーフにしたスタイリッシュな外観に加え、廃棄されるもみ殻を活用した容器など、持続可能な素材の使用が強調されています。
「Prédia BLUE」の新しいアプローチ
一方、「Prédia BLUE」は海に由来する成分を活用したラインで、リラクゼーション効果を重視し、リフレッシュをテーマにしています。海洋深層水や海泥を配合し、肌や心に安らぎを提供することを目指しています。特に「リペアヘッドクレンズ クレイ」は、泥パックのような濃厚なテクスチャーで、しっかりとした洗浄力を持ちながらも、髪にツヤを与える新しい洗髪体験を提供します。
透明性と持続可能性の強化
両シリーズでは、成分の開示や日本産素材の使用が重視されており、リサイクル可能なパッケージの採用、アップサイクル素材の活用、さらに容器回収プログラムの導入など、持続可能な地球環境を未来へつなげる取り組みが行われています。これにより、化粧品を通じて消費者が環境への配慮を行いながら、自らの健康と美しさを追求できるようになります。
グローバルに展開するナチュラル・クリーンビューティ
「雪肌精 BLUE」は既にシンガポール、マレーシア、インドネシア、韓国での販売を開始し、今後はさらに中国やフランス、タイ、台湾などへの拡大を予定しています。このように、日本発のナチュラル・クリーンビューティとして、世界に向けて新たな価値を提供するビジョンが描かれています。
コーセーのこれらの新たな取り組みは、持続可能な未来を見据えたものであり、多くの消費者に新たな選択肢を提供することでしょう。心と肌の健やかさを同時に叶える「雪肌精 BLUE」と「Prédia BLUE」は、今後のナチュラル・クリーンビューティ市場の新しい基準となるかもしれません。