アスコットとANAが手を組んだ新たな旅の形
ホスピタリティグループ「The Ascott Limited」(アスコット)は、全日本空輸株式会社(ANA)とのグローバルパートナーシップを発表しました。この提携により、アスコットのロイヤリティプログラム「アスコットスターリワーズ(ASR)」とANAの「ANAマイレージクラブ(AMC)」が連携し、旅行者により充実した旅の体験を提供します。両社の協力によって、宿泊の予約と移動の利便性を高める新しいステージに突入しました。
このパートナーシップにより、日本国内を含む世界中のアスコット参加施設において、公式チャネルを通じて予約を行った場合、ASRポイントとANAのマイルを同時に獲得できる特典が用意されます。アスコットジャパンの代表取締役社長、クリスチャン・ボーダー氏は、この提携がASRメンバーに新たな選択肢と価値を提供することを強調しています。日本市場はアスコットにとって重要な成長基地であり、今回の連携が日本の旅行者にASRの親しみやすさを促進し、訪日旅行の需要拡大や国内観光の活性化につながることを期待しています。
アスコットが提供する「ホテル・イン・レジデンス」体験
アスコットは、ホテルとサービスレジデンスを融合させた「ホテル・イン・レジデンス」として、40ヵ国以上、240都市に配置された全14ブランド、約1,000軒の施設を展開しています。これにより、ビジネス旅行やレジャーを問わず、顧客の多様なニーズに応える柔軟な宿泊体験を提供しています。
アスコットのロイヤリティプログラム「アスコットスターリワーズ(ASR)」は、宿泊だけの特典に留まらず、生活全般をカバーする「Stay rewarded(リワードのある旅)」を提案しています。例えば、チェルシー・フットボール・クラブとのグローバルパートナーシップに関連した特別イベントや、多岐にわたるスポーツや文化体験が提供され、旅行者に心に残る瞬間を創出します。
アスコットスターリワーズの加入は公式ウェブサイトで行うことができ、特別な体験や特典を享受できる機会が広がります。特に、今回の提携を記念して、10月からはさらにマイルが貯まりやすくなるキャンペーンも実施予定です。
旅行者の期待に応えるアスコットのビジョン
アスコットは「心に響く体験を通じて、世界中のあらゆるステイや暮らしをより豊かにする」というビジョンの下、多様な宿泊ニーズに応えることを目指しています。アスコットのブランドは、Ascott、Citadines、lyf、Oakwood、Somersetなど、幅広く多様性に富んでいます。また、マイレージと旅行の利便性を組み合わせることで、旅のクオリティが高まるよう努めています。
新たな取り組みとして、アスコットとANAの提携は、旅行者にとって利便性を高めると同時に、旅の満足度向上にも貢献すると期待されます。今後、このパートナーシップがどのように進化し、多くの人々に愛される旅の体験を創出するのか注目したいところです。旅行好きにとって、アスコットとANAの手がける新しい旅の形は見逃せない魅力的な選択肢となるでしょう。