ウェカ・バヌバン選手、アジアセーリング選手権での快挙
ウェカ・バヌバン選手は、最近開催されたアジアセーリング選手権で男子ILCA6部門において見事に銀メダルを獲得しました。この大会にはアジア各国から選ばれた選手259名が参加し、メダルを競い合った中での素晴らしい成績です。さらに、ウェカ選手は出身国タイの『セイラー・オブ・ザ・イヤー2024』の男子部門も受賞し、その活躍が認められました。
ウェカ選手は、今夏イタリアのリーヴァ・デル・ガルダで行われた『ユースセーリングチャンピオンシップ2024』でも銅メダルを獲得しています。この大会は、各国代表から1名しか参加できないという厳しい選出で、特に19歳以上の部はオリンピックへの道を拓く重要な大会として知られています。ウェカ選手はタイ代表として男子ILCA6に出場し、銅メダルを手にしました。
これまでの彼の功績としては、2022年のオプティミスト世界選手権(16歳以下対象)や2023年のILCA4ユース世界選手権(18歳以下対象)での優勝、さらには2023年の杭州アジア大会でのILCA4級金メダルなどがあり、現在はILCA6(男子ではU19、女子はオリンピッククラス)に昇格しています。このようにウェカ選手は、数多くのタイトルを手にし、世界レベルでの実力を証明しています。
彼は、プレッシャーの中でも学業とスポーツの両立を意識し、セーリングに専念しています。「今年活躍したセーリング選手として選ばれたことを大変誇りに思います。次の6月と7月に控えている世界大会に向けて、引き続き練習に励みたい」と語る彼の言葉には、さらなる成長への決意が感じられます。
国際高等学校の教育環境
ウェカ選手が通う国際高等学校は、愛知県日進市にあるボーディングスクール(全寮制)で、2022年9月に開校しました。この学校は、多様なバックグラウンドを持つ生徒が共に学ぶ環境を提供し、世界に通用するリーダーの育成を目指しています。すべての授業を英語で行う特例校として、日本語を除くすべての科目が海外の教育基準に沿って実施されています。開校からわずか4ヶ月後にIB World Schoolに認定されており、東海地区では初、全国でも数少ない全寮制の国際教育機関として成長を続けています。
その教育方法は、ハーバード大学でも用いられる『ケースメソッド』を取り入れ、国際社会で通用するリーダーシップを養成しています。授業は、25名以下の少人数制で行われ、指導陣は全員が修士号または博士号を持つ多国籍の教員です。入学希望者向けのサマースクールや、入学前準備課程としてのブリッジング・プログラムも実施しており、教育の質を高めています。
未来のリーダーを育てる全寮制教育
国際高等学校では、男女共学の全寮制教育が行われています。心理面および健康管理に精通した『House Supervisor』が、生徒の日々の生活を支援し、定期的な面談を通じて一人一人に最適な指導を行っています。異なる文化や経験を持った仲間との共同生活を通じて、リーダーに不可欠な多様性への理解や協調性、社会性、規律を身につけることができます。
学校概要
- - 校名:国際高等学校
- - 所在地:愛知県日進市米野木町三ヶ峯4-4
- - 学校種:高等学校 & IB World School
- - 定員:225人(高校1〜3年生の男女)
- - 公用語:英語
今後の学校イベントとして、2月11日(祝・火)に授業見学会、3月20日(祝・木)にも授業見学会が予定されています。また、3月22日(土)から3月25日(火)まではスプリングスクールが開催され、中学生を対象としたプログラムも用意されています。
ウェカ選手の姿は、多様な環境の中で育まれた才能と努力の象徴です。今後の大会でも彼のさらなる活躍が期待されます。