J-クレジット創出事業
2025-01-16 10:42:55

東京センチュリーとアイリスオーヤマ、J-クレジット創出事業で環境保護に寄与

東京センチュリーとアイリスオーヤマの新たな取り組み



環境問題がますます深刻になる中、企業の責任が求められています。東京センチュリー株式会社とアイリスオーヤマ株式会社は、この度、J-クレジット創出事業を開始しました。本事業は、全国に495の事業所を展開する創生会グループ(福岡市)の医療法人社団幸寿会が実施するもので、LED照明への更新を通じてCO2排出量を減少させることを目指しています。特に、2023年8月に行われた第62回J-クレジット制度認証委員会において、本プロジェクトの登録が完了したのです。

J-クレジット制度とは?



まずJ-クレジット制度について簡単に説明します。この制度は日本政府が運営するもので、省エネルギー設備導入や再生可能エネルギーの活用を通じて温室効果ガスの削減・吸収を目指す際に発行されるクレジットです。発行されたクレジットは他企業と取引可能で、特にカーボン・オフセットの手段として注目されています。

近年、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが注目される中、政府は2030年度までに1,500万t-CO2相当のJ-クレジットを認証する目標を掲げています。しかし、手続きやコストの問題から、中小企業は参加しづらい状況にあります。

LED照明導入による現実的なCO2削減



本プロジェクトでは、医療法人社団幸寿会が運営する介護老人保健施設「鎌倉幸寿苑」と「大磯幸寿苑」の2施設において、蛍光灯からLED照明に更新します。これにより、372t-CO2の削減が見込まれています。東京センチュリーはこのプロジェクト計画書を作成し、申請手続きを代行。アイリスオーヤマがLED照明を設置し、設備データを提供します。

カーボンニュートラルの未来を見据えて



今後は両社でのさらなるプログラム型のJ-クレジット創出を計画しています。東京センチュリーが持つ脱炭素分野の専門知識とファイナンス力、アイリスオーヤマが提供する省エネルギー機器の技術力を組み合わせることで、脱炭素社会の実現に向けた効果的な連携が期待されます。

本プロジェクトは、単に単体の取引にとどまらず、指定された地域での中小企業や自治体に対する省エネ投資の促進に貢献することを目指しています。また、東京センチュリーとアイリスオーヤマは、今回の取り組みを通じて、国内のJ-クレジットの循環を加速し、持続的な環境保護を実現することで企業の社会的責任を果たす道筋を示しています。

各社の概要


  • - 東京センチュリー株式会社: 東京都千代田区に本社を構え、国内リース事業や環境インフラ事業など幅広い金融サービスを展開。
  • - アイリスオーヤマ株式会社: 宮城県仙台市に本社を置き、生活用品の企画・製造・販売を行う。
  • - 医療法人社団幸寿会: 神奈川県鎌倉市を中心に老人福祉および介護事業を行う法人。

この新しい試みが今後の環境政策にどのような影響をもたらすか、関心が集まります。持続可能な社会を実現するために、企業がどのように協力し合うのか、その動向が注目されます。


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会社情報

会社名
東京センチュリー株式会社
住所
東京都千代田区神田練塀町3富士ソフトビル
電話番号
03-5209-6710

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