交野市と株式会社みんがくが家庭学習支援に関する協定を締結
2025年10月9日、株式会社みんがくと交野市は、交野市立学校で「スクールAI」を活用した家庭学習の支援に向けて連携協定を締結しました。この協定では、児童・生徒の自主的で主体的な学びを促進し、学力を向上させることを目指します。調印式は交野市役所で行われ、市長や株式会社みんがくの代表が参列し、協定書に署名しました。
協定の目的と内容
本協定の目的は、交野市立学校の児童・生徒の家庭学習を補助するため、「スクールAI」の活用方法やその有効性、課題を検証することです。具体的には、以下の内容に関する協力が行われる予定です。
- - 株式会社みんがくによる、交野市立学校の児童・生徒および教職員への「スクールAI」導入環境の整備
- - 家庭学習を充実させるための「スクールAI」の効果的な活用法に関する検証や助言
- - 学習状況(利用頻度や時間など)の情報共有
- - 学力向上に資する情報の共有
この協定は2025年10月9日から2026年3月31日まで有効であり、期間終了後は双方の合意により1年延長が可能です。
教育現場の変革を目指す
この取り組みについて、交野市の市長、山本景氏は次のようにコメントしています。「文部科学省が提唱した『GIGAスクール構想』のもとで、当市は早期に1人1台の端末を導入し、子どもたちの学びの質向上に努めてきました。しかし、家庭での学習意欲には課題があり、この協定によって『スクールAI』を活用した研究が進むことを期待しています。」
また、株式会社みんがくの代表取締役、佐藤雄太氏は「家庭での学びと学校での学びをつなぐことが、子どもたちの主体的な学習習慣を育む重要な要素です。この連携を通じて、『わかる・できる』という学びを支えていきたい」と述べました。
スクールAIの可能性
「スクールAI」は、生成AIを活用した教育支援プラットフォームです。このシステムは、教員だけでなく、児童・生徒自身が簡単に学習アプリを作成したり活用したりできるよう設計されています。プライバシー保護に配慮しつつ、教育の現場での業務支援を行い、個別最適な学びを実現します。
具体的な機能としては、英作文、英会話、小論文対策といった多彩な学習アプリが用意されており、教育現場の効率的な運営をサポートしています。
未来の教育へ向けて
株式会社みんがくは、教育機関との協働を通じて生成AIを利用した学びの可能性を広げていく考えです。2025年1月には株式会社サクシードと資本提携を発表し、さらなる事業展開を目指しています。この取り組みが実現することで、誰もが学びやすい教育環境の構築が期待されています。
教育現場の変革が進む中で、交野市と株式会社みんがくの連携が新たな一歩となることを願います。今後が非常に楽しみな取り組みです。