車載用ハイサイドスイッチ
2025-11-19 17:24:46

新型ハイサイド・スイッチコントローラが実現する先進的な車載保護機能

新型ハイサイド・スイッチコントローラ「VNF1248F」の魅力



STマイクロエレクトロニクスが新たに発表したハイサイド・スイッチ・コントローラ「VNF1248F」は、車載用電子ヒューズ保護機能を搭載しており、現代の自動車に求められる保護性能と省電力性を両立しています。この新製品は、特に車両のハーネスや電気系統に対する柔軟性と高い性能を提供するために設計されています。

先進的な保護機能



VNF1248Fは、STが開発した最新の電子ヒューズ機能を利用して、故障が車両内で拡散するのを防ぐための、高速な応答性を実現しています。このコントローラは、従来のワイヤ・ヒューズに比べ、100μs以下で反応するため、より確実な保護が可能です。特に、ハーネス保護において、故障が広がるのを防ぐことで、車両全体の信頼性を向上させています。

省電力と効率性向上



新たに搭載された容量性充電モード(CCM)機能により、大きな突入電流が発生する際でも、適切に負荷を駆動することが可能です。最大600mAの電流供給に対応し、75uA未満の消費電流を実現した強化スタンバイ・モードにより、駐車時の効率も向上します。また、オプションのロジック用外部電源ピンにより、48Vシステムの消費電力を0.4W削減することができ、これは単に自律性を高めるだけでなく、全体的なエネルギー効率を向上させます。

ISO 26262への対応



さらに、VNF1248FはISO 26262機能安全アプリケーションに必要な高い安全性レベル(ASIL)を達成するためのさまざまな専用機能を搭載しています。先進的な故障検出や応答、高度なフェールセーフ・モードおよびリンプ・ホーム・モードが組み込まれ、特に自動運転車両などの最先端の自動車技術に対応可能です。また、内蔵の自己テスト機能による自動診断も可能で、これにより無駄なコストや時間を削減できます。

さまざまなボードネットに適応



VNF1248Fは、12V、24V、48Vのボードネットに対応しており、既存のヒューズやリレーとの置き換えが容易です。ECUメインスイッチとしてや、駐車モード時の常時電源としても利用できるため、幅広い用途が想定されています。

設定の柔軟性



STの「STi2Fuse」スマート・スイッチ・ファミリに新たに加わったこのモデルは、ホスト・マイコンとの接続にSPIポートを備えており、設定を簡単に行えます。このことにより、従来のプログラミング機器は不要となり、より効率的に使用できます。また、MOSFET不飽和シャットダウンや、時間対電流のラッチオフなどの設定が柔軟に制御できることも大きな特徴です。

簡単な試作と評価



VNF1248Fの評価ボード「EV-VNF1248F」は、事前に組み立てられており、負荷や電源、マイコンに直接接続できるため、試作段階での利用が可能です。これにより、STのインテリジェントなヒューズ保護機能を効率的に活用することができ、開発者にとって非常に便利なツールとなるでしょう。

まとめ



現在、VNF1248Fは量産中で、QFN32パッケージ(32ピン、5 x 5 mm)で提供されます。価格は、1000個単位で約2.63ドルとなっています。自動車用の機能安全システムを考慮した最新の技術を必要とする場合、この新型ハイサイド・スイッチコントローラが大変頼りになる存在となるでしょう。STマイクロエレクトロニクスの技術革新が、未来の自動車技術にどのように貢献するのか、今後も注目されます。


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会社情報

会社名
STマイクロエレクトロニクス
住所
東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220

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