中田英寿と片山晋呉のマッチプレー対決
2016年7月4日、北海道恵庭市の恵庭カントリー倶楽部で特別なゴルフ対決が行われました。この対決は、ネスレが主催する「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」に先立って実施されたもので、元サッカー日本代表の中田英寿氏と、プロゴルファー片山晋呉氏が3ホールのマッチプレー形式で競い合いました。これが中田氏にとってゴルフの公の場での初プレーということで、多くの期待が寄せられました。
中田氏は、過去1年半にわたり、プロゴルファーでもある谷将貴コーチの指導のもとでゴルフの技術を向上させてきました。特に直前の1ヶ月間は合宿に励み、スキルを鍛え上げて本番に臨みました。片山プロは「マッチプレーなので何が起こるかわからない。彼のプレーには緊張感がある」と語るほど、対抗意識を燃やしていました。
対決の内容
対決は、お互いに誇りをかけた真剣勝負として展開されました。以下は各ホールでの状況です。
第1ホール
阿寒3番ホールはミドルホールで、片山プロは406ヤードのチャンピオンティから、中田氏は359ヤードのレギュラーティからプレー。
このホールでは、中田氏も精一杯のプレーを見せたものの、片山プロに軍配が上がりました。
第2ホール
摩周7番ショートでは、同様に片山プロが215ヤード、中田氏が174ヤードからプレーしました。
ここでは両者とも同じスコアで終わりました。
第3ホール
摩周3番ロングは、片山プロが519ヤード、中田氏が492ヤードからの挑戦。
- - 中田氏の結果:バーディを狙うも惜しくもピックアップ
- - 片山プロの結果:バーディ
最終ホールで片山プロがバーディを奪い、対決はオールスクエアのまま終了しました。
結果と感想
マッチプレーを終えた中田氏は、「これまでのプレーより緊張しましたが、集中もできました。マッチプレーの形式が向いていると思います」と自己評価しました。一方、片山プロは「オールスクエアに終わったので、次は勝ちたいです」と中田氏を評し、技術の高さを認めました。
中田氏の急成長に感心した丸山茂樹氏は、ゴルフ業界への貢献を期待し、中田氏の活躍を喜びました。このマッチプレーの模様は、7月24日にBS-TBSで放送される予定です。
まとめ
今回のイベントは、ゴルフ界に新しい風を吹き込む試みであり、中田氏の能力と片山プロの指導力が交差した特別な機会でした。これを契機にアマチュアゴルファーにもマッチプレーの魅力が広まり、このスポーツのさらなる発展に期待が寄せられます。