グローバルウェイがMuleSoftで構築するAIエージェント基盤
株式会社グローバルウェイは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与するため、MuleSoftを活用したAIエージェント基盤導入支援サービスを開始しました。本サービスは、急速な技術進化に対応するために、企業が求める柔軟性と安全性を両立した設計が特徴です。
1. MuleSoftによる安全なAIエージェント基盤
グローバルウェイは、MuleSoft(Salesforce社のAPIプラットフォーム)を使用して、社内のSaaSや基幹システム、RPAを整理・統合し、AIエージェントが自律的に業務をこなすための基盤を構築します。この環境では、受注から見積もり、請求処理、さらには顧客からの問い合わせ対応に至るまで幅広い業務を効率化できます。
2. なぜAIが「PoC止まり」に終わるのか?
生成AIの活用が進む中、多くの企業がAIを導入しようと試みていますが、その多くが「PoC(Proof of Concept)で終わってしまう」理由は、実際に安全に運用できる基盤が欠如しているからです。それを解消するために、グローバルウェイはMuleSoftを基にしたAPI基盤の構築を効率的に支援し、AIの本番運用までの具体的なロードマップを提示します。
3. サービスの主要要素
3.1 Actionカタログ
エージェントが利用できる既存のAPI、RPA、SaaS処理を「見積もり作成」「在庫の照会」「請求書送付」など、具体的なActionにまとめて再編成します。これにより、エージェントは使いやすく、迅速に業務を遂行できる環境が整います。
3.2 ガバナンスとセキュリティ
安全性を重視した設計として、RBAC(ロールベースのアクセス制御)、監査ログ、Human-in-the-Loop(人間による最終承認)の仕組みを取り入れています。これにより、自律実行の信頼性が担保されます。
3.3 RAGとマルチエージェント
社内知識を持続的に取り入れるためのRAG(Retrieval-Augmented Generation)を駆使し、役割の異なる複数のエージェントを調整するためのメタエージェント設計にも対応しています。
4. 段階的な導入プロセス
グローバルウェイのアプローチは、「小さくスタート」し、業務を実際に運用していく段階を経て、企業全体への展開やさらなる内製化へと進める仕組みになっています。この連携を通じて、企業はMuleSoftの力を活かし、持続的な変化を遂げることが可能です。
5. 一貫支援体制
グローバルウェイは、要件定義から運用までをワンストップで提供し、全事業部のメンバーがSalesforce認定資格を保持しています。この体制により、MuleSoftの導入から活用までを高水準にサポートします。
6. 今後の展望
グローバルウェイは、今後も「人」と「技術」を結びつけることで、安全で信頼できるAIエージェント基盤の普及を推進し、人とAIの協調によって組織の価値創造を加速させていきます。
詳細情報
このサービスやその他の情報については、以下の公式ウェブサイトをご覧ください:
グローバルウェイ公式サイト