水木しげるが生み出した妖怪たちの旅
日本文化の魅力を再発見できる新しいアート作品、「妖怪道五十三次」が株式会社版三のオンラインショップ『版三 浮世絵工房』で販売開始されます。2024年10月22日から、マンガ家の水木しげるが描いた妖怪たちの動きが美しい浮世絵木版画として楽しめます。伝統工芸と妖怪文化の融合は、多くのファンにとって待望のコラボレーションと言えるでしょう。
妖怪道五十三次の魅力
「妖怪道五十三次」は、歌川広重の名作である「東海道五十三次」をモチーフにし、妖怪たちが旅をする様子が描かれています。この作品は、過去と今を繋ぐ遊び心にあふれ、観る人々を刺激する内容。水木しげるは、数多くの妖怪を描き続けてきた妖怪絵師で、そのキャラクターたちは現代のマンガ文化の一部としても親しまれています。
収録された8つの作品は、日本橋、戸塚、平塚、小田原、丸子、御油、庄野、京師をテーマにしており、各地の独自の妖怪の物語を描いています。それぞれの作品には、画業を通じて培った水木しげるの技術が存分に発揮され、鬼太郎や他の名だたる妖怪たちが躍動的に描かれています。
伝統工芸の製法
この「妖怪道五十三次」の浮世絵木版画は、絵師、彫師、摺師の三位一体の協力により誕生します。各工程では高い技術と精度が求められ、手間と時間をかけて制作されています。そのため、同じ版木からの摺りは限られた回数しかできません。これが、作品が全て限定生産となる理由です。
絵師の役割
絵師は、作品全体の色や詳細、線の作り込みを行います。これにより、彫りや摺りの精度が確保され、独特の表現が得られます。
彫りと摺り
彫師は、各色の版木を彫る過程で精密な技術を駆使します。特に、1ミリの誤差が全体に影響するため、高度な集中力が必要です。また、摺師は和紙に色を摺り重ねる作業を行いますが、これも何度も試行錯誤を重ねて理想の色に仕上げます。
商品詳細と販売情報
「木版画 妖怪道五十三次」は以下の詳細で販売されます。
- - 価格: 180,000円(税別・送料別)
- - 販売数: 各作品50部
- - サイズ: 絵(縦27.8㎝×横38.8㎝)、額(縦43.8㎝×横54.8㎝)
- - 素材: 絵は越前奉書、額は木製(表面:アクリル)
商品リンク
各作品は以下のリンクから購入可能です:
この機会に、いつの時代も魅了する水木しげるの妖怪たちと、日本の伝統工芸の融合を実際に手に入れてみてはいかがでしょうか?