産業・医療ガスの価格改定が決定!影響と背景を探る
最近、産業・医療ガスの価格改定についての告知がありました。この改定は、安定した製品供給を維持するために避けられない措置です。
まず、背景には多くの要因があります。近年、円安の影響を受けた為替動向は、エネルギーコストの不安定さをさらに助長しています。特に電気料金は上昇を続けており、企業にとっては重大な経営圧迫要素となっています。また、部材費や人件費も継続的に上昇しており、ガスを製造・供給するための設備や輸送の維持コストも増加しています。
2024年4月には働き方改革関連法が施行されるため、物流コストの増大が懸念されています。当初の想定以上のコストが発生することが予想され、これも価格改定の要因の一つです。また、炭酸ガスなどの一部産業ガス製品は、国内の石油化学や鉄鋼の産業構造の変化により、原料ガスが不足しています。この不足は、製造や供給拠点間の長距離輸送を常態化させています。さらに、安定的な供給を実現するために、海外からの輸入に依存する場面も増えてきました。
このように、製造・調達・輸送コストが大幅に上昇している現状において、企業はコストダウンに向けた合理化策を進めてきました。しかし、外部環境の変動によるコスト上昇は、企業努力だけでは吸収しきれないレベルに達しています。したがって、安定供給を維持するためには、価格改定が必要であるとの判断が下されました。
対象製品としては、エアセパレートガス(酸素、窒素、アルゴン、溶接用シールドガス「エルナックス」)、炭酸ガス、レアガス、水素ガス、ダイサイド等が含まれます。これに対して、現行価格の10%以上の引き上げが予告されています。改定は2026年1月1日出荷分から適用となります。
この価格改定を通じて、企業は引き続きサービスの向上を図っていく方針です。顧客に対しては、理解を求めると共に、今後も安定した製品供給を維持できるよう努めていく姿勢が示されています。今後も、エネルギー業界には動きが予想されますので、引き続き注目していきたいところです。
会社情報
- 会社名
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エア・ウォーター株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市中央区南船場2-12-8
- 電話番号
-
06-6252-5411