マウザー、Bournsの最新2Wゲート・ドライバ・トランスの取り扱い開始

マウザーが新たに取り扱うBourns製トランス

マウザー・エレクトロニクス（以下、マウザー）は、アメリカ・テキサス州に本社を構え、半導体及び電子部品の幅広い品揃えを提供するリーディング・ディストリビュータです。このたび、カリフォルニア州リバーサイドに本社を持つBournsの新製品、2Wゲート・ドライバ・トランスHVMA03F4A-LP8Sの取り扱いを開始しました。

この新しいトランスは、薄型で高い絶縁性能を誇り、最大出力電力2ワット、スイッチング周波数400kHzという特長を持っています。特に、高い絶縁電圧が求められるデザインに最適であり、固定または可変周波数に対応するゲート・ドライバ・コントローラICへの組み込みができます。さらに、特定の出力電圧や業用途に応じたカスタマイズも可能です。

HVMA03F4A-LP8Sは、高電力密度設計を追求したコンパクトなフライバックトランスであり、標準的な12Vの電源から動作し、拡張入力電圧範囲は10～24Vに対応しています。新しい機械設計により、システムの全体的な性能と安全性が大きく向上しました。また、シリコン・カーバイド（SiC）や絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ（IGBT）、ガリウムナイトライド（GaN）等のスイッチング素子を用いる幅広い用途に対応しています。

このシリーズは、センタータップ付きの出力を採用しており、ゲート駆動用の±5V電源を供給することができます。最大動作電圧は800 VDCに達し、AEC-Q200の自動車グレードにも準拠。IEC 60664-1規格に基づいた絶縁層も組み込まれており、極めて高いクリープ距離（8mm）とクリアランス（2mm）を誇ります。また、Hi-Pot絶縁電圧は最大2750 VACに達するため、高い絶縁が求められる新たな電気自動車やグリーンエネルギー用途に適しています。このトランスは、特に低背設計で高いクリープ距離を持つSMTパッケージに対応しており、高い動作電圧を扱うことができます。

さらに、マウザーでは、ROHSおよびREACHに適合し、-40°Cから+125°Cまでの広範な動作温度範囲にも対応しています。また、電気自動車（EV）、グリーンエネルギー、モータードライブ、インバータ回路、高電圧バッテリーマネジメントシステム（BMS）など、様々な用途に活用できます。

さらに、顧客には、早くとも最新の半導体と電子部品、産業用オートメーション製品を迅速に提供しております。すべての製品は、提携メーカーによる完全なトレーサビリティが確保された100%認定の純正品となり、メーカーリファレンスデザインや技術設計情報などの豊富なリソースも揃っています。

マウザーのウェブサイトでは、お客様のプロジェクトに必要な情報が容易に探せるように設計されており、エンジニアの皆さまには、技術的なリソースを簡単に活用していただけます。また、マウザーの無料eニュースレターに登録することで、最新の製品情報や技術トレンドを受け取ることが可能です。

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Bournsは、自動車向けのセンサや回路保護ソリューション、マイクロ電子モジュール、トリミングポテンショメータやエンコーダ、抵抗製品を製造しており、各種市場向けに強力な製品を提供しています。ISO-9000規格に基づいて製造され、品質管理にも定評があります。詳細はマウザーのウェブサイトでチェックしてください。

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