渋谷区の防災教育
2023-12-13 14:00:14
渋谷区中学校での防災ワークショップによる地域貢献
渋谷区の防災意識向上に向けた取り組み
最近、渋谷区の中学校で「渋谷防災キャラバン」に伴い、防災に関するワークショップが開催されました。この取り組みは、一般社団法人シブヤ・スマートシティ推進機構の安全・安心WGが中心となり、株式会社日建設計、株式会社読売広告社、三井不動産株式会社の協力のもと行われました。
このワークショップでは、参加した中学生やその家族が、渋谷区の防災に関する課題をAccessibility Mapを使って調査し、議論を交わしました。Accessibility Mapは、日建設計とその関連企業が開発した地図で、多様な属性の人々の移動のしやすさを可視化しています。これにより、避難時の移動経路をより具体的に考えることが可能になります。
Accessibility Mapの活用
Accessibility Mapを使用することで、生徒たちは様々な交通手段での到達範囲や道路の勾配を把握しました。この情報は、歩行者や高齢者、または障がいのある方々にとっての避難経路を考える際に非常に役立ちます。具体的には、15分間でどこまで移動できるかを示す到達圏マップや、道路勾配を示すマップを作成し、これを基にした授業が行われました。
生徒たちは自ら街を歩き回り、避難時の危険な場所、安全な場所、歩きやすい場所について調査しました。事前に調べた内容を基に班で議論を重ね、最終的には班ごとの地図を作成し発表しました。これにより、地域の防災について新たな視点からの意見が生まれることが期待されています。
参加者の感想
ワークショップを受けた生徒たちは、「地震時に危険な場所について話し合った」といった声や、「普段使っている道の難しさを理解することができた」といったフィードバックを寄せました。さらに、「地域の地形や新たな発見ができて楽しかった」という意見も多く、取り組みを通じて普段の生活に対する意識が高まったようです。
今後の展望
シブヤ・スマートシティ推進機構は、今後もこのようなワークショップを開催し、地域の防災意識を向上させることを目指します。また、得られた知見を基にAccessibility Mapのさらなる開発と普及を進めることで、より広い社会の安全と安心に貢献します。
まとめ
渋谷区での防災ワークショップは、中学生たちに地域防災について新たな理解を促す良い機会となりました。情報収集や議論を通じて、防災の重要性を実感し、地域に対する意識を高めることができました。このような取り組みが今後も続き、地域全体の防災意識が向上していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人シブヤ・スマートシティ推進機構
- 住所
- 東京都渋谷区宇田川町1番1号
- 電話番号
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