月面経済圏構築合意
2025-12-03 15:20:48

ispaceとJALグループ、月面経済圏構築に向けた基本合意を締結

ispaceとJALグループの共同事業



2025年11月28日、株式会社ispaceと日本航空株式会社(JAL)、JALエンジニアリング(JALEC)、JALUXの4社は、月面における持続可能な活動を支えるための連携に関する基本合意書を締結しました。これにより、地球と月を結ぶ新たな経済圏、「シスルナ経済圏」の構築に向けての取り組みが加速されます。

今回の合意には、JALグループの商社であるJALUXも参加し、これまでの無重力環境での経験を生かした新たなビジネスモデルの実現を目指しています。基本合意書を締結した式典では、各社の代表が集まり、それぞれの思いを語りました。

月面活動の進展とその重要性


月面では、今後、輸送や探査、居住といったさまざまな活動が想定されています。ispaceはこの文脈の中で、持続可能な「シスルナ経済圏」のビジョンを掲げており、こうした経済圏の形成には、高度な輸送システムが不可欠とされています。JALは、70年以上の航空輸送の経験を生かして、宇宙輸送においても安全性を確保し、定期的な人流・物流を実現することを目指しています。

JALはこれまで、月面探査レースに参加するチーム「HAKUTO」のコーポレートパートナーとして、運航支援や技術支援を行ってきました。この活動は、JALにとって宇宙での持続的な活動への重要なステップであり、これからも技術力を活かした支援を続けていく方針です。

未来に向けた取り組み


基本合意書に基づいて、JALとJALECはispaceが開発したランダーやその関連設備に対して、航空分野での知見を活用します。これにより、月面での高頻度な輸送体制を構築し、宇宙での新しい生活空間を実現することを目指します。さらに、JALUXの参画により、宇宙に関連する新たなサービスや商品を提供する可能性も広がります。

ispaceとJALグループは、月面と地球との接点を生かして、新たな体験価値を提供するための取り組みを進めています。地域社会や企業、一般顧客に対して、月面輸送の機会を生むことにより、宇宙産業のさらなる発展が期待されます。

これまでの協業の歩み


本協業の背景には、過去20年以上にわたる両社間の連携の歴史があります。JALは、2015年にHAKUTOのコーポレートパートナーとして支援をスタートし、その後も月面探査における技術とサービスの提供を行ってきました。今後もこの関係を深化させ、宇宙における新たなインフラをともに築くことが重要です。

代表者からのコメント


ispaceの袴田CEOは、「JALグループとの協業は非常に心強い。宇宙において安心・安全な輸送の実現に向けて、双方の知見を融合させていきたい」と述べています。また、JALの鈴木執行役員も「共に新しい価値の創出に挑戦していく」との意気込みを語っています。双方の代表者が強力に連携することで、より持続可能な未来に向けた取り組みが進展することが期待されます。

ispaceとJALグループの基本合意は、月面での活動を支える重要な第一歩であり、この新たな挑戦が宇宙産業のさらなる発展に寄与することを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ispace
住所
東京都中央区日本橋浜町3-42-3住友不動産浜町ビル3F
電話番号

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