阪神電気鉄道株式会社が主催する「阪神電車まなび基地」は、2025年度の親子見学会を2024年6月15日と7月5日に開催します。このイベントは、地域の鉄道に対する理解を深め、親しみを持ってもらうことを目的としており、今年で11回目を迎えます。
開催日には、親子約30組(総勢120名)が招待され、参加者は阪神電車の歴史や運営に関する学びを通じて、電車の魅力を再発見することができます。この見学会では、運転士体験を通じて鉄道の運行について体感したり、仮想運転台で運転士の気分を味わったりすることができるなど、貴重な体験が用意されています。
イベントに参加するお子様は、実際の運転士シミュレーターを操作しながら、自らの手で運転の感覚を体感します。シミュレーターは本物さながらの体験が可能であり、電車の動かし方や安全運転についてのレクチャーも受けられます。また、参加者は、踏切や信号といった実際の鉄道施設の解説を通じて、鉄道の安全を保つための努力やその背景にある仕事にも触れられるチャンスです。
さらに、大正・昭和時代に活躍した貴重な保存車両の見学も行われます。601形や1141形といった古い車両を実際に見て、その歴史や技術に思いを馳せ、電車の進化を実感することができるでしょう。
見学会の応募は4月30日から5月23日まで受け付けており、参加を希望する家族は、提供されているウェブサイトまたは二次元コードをスキャンして申し込むことができます。定員は各回15組30名で、応募が多数の場合は抽選が行われます。子どもたちの教育の一環として、地元の鉄道に関する知識を深める努力が評価され、阪神電気鉄道はこのイベントを通じて地域貢献に取り組んでいます。
阪神電車まなび基地での見学会は、阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として実施されます。このプロジェクトは、地域環境づくりや次世代の育成を重視しており、地域全体が未来に住みやすいまちとなるように努力しています。
なお、未就学児の同伴も可能ですが、保護者の監督が必要です。電車に関する見学や運転士体験を通じて、家庭の絆を深めることができるこの貴重な機会をお見逃しなく!
また、参加者の安全について十分に配慮されており、運転士体験は当選したお子様のみの参加となります。会場内には段差や階段があり、移動に際しては注意が必要です。万が一、他の参加者の迷惑となる行動があった場合は、退出をお願いすることもあるため、ご留意ください。個人情報は抽選やイベント情報の連絡にのみ使用され、他の目的には使用されません。
未来を担う子供たちに鉄道とその魅力を伝えるこの見学会に参加して、親子で楽しい思い出を作りましょう。