エンターテインメントの新境地、源氏物語を描く
2025年に行われる詩楽劇『めいぼくげんじ物語夢浮橋』は、音楽や日本の伝統芸能を融合させた革新的な舞台である。この公演は、井筒企画が主催し、数々のアーティストが集結する特別な作品だ。
美しい物語の舞台設定
今回の作品は、平安時代の恋愛模様を描いた「源氏物語」、特にその終盤にあたる「宇治十帖」に焦点を当てている。登場人物は光源氏の息子・薫と、孫にあたる匂宮を中心に展開される。彼らが織りなす美しくも儚い恋の物語は、今この時期に特に多くの人々に再認識されている。また、本作品は紫式部を主人公とした大河ドラマの影響を受け、その美しさや感情の機微が描かれる。
豪華な出演者
本公演には多彩な顔ぶれが集結している。
大君役には元宝塚歌劇団星組トップスターの北翔海莉が出演し、強い存在感をステージに届ける。
薫役には将来の歌舞伎を背負う期待の星・中村莟玉が、匂宮役には話題作に引っ張りだこの和田琢磨が扮する。また、中の君役には、再び宝塚を卒業した女優・天華えまが、その美しさで観客を魅了する。加えて、演出・振付の尾上菊之丞が新作歌舞伎『刀剣乱舞』など様々なジャンルでの活動を経て、舞台を彩る。
特徴的な演出と音楽
詩楽劇では、本物の宮廷装束や歌、音楽を駆使して、観客に多角的な体験を提供することを目指している。日本の伝統を大切にしながら、現代的な視点を取り入れた演出で、時代を超えた美しさを表現。それにより、観客はまるで平安時代にいるかのようなリアリティを感じる。
公演の詳細情報
この壮大な公演は、2025年2月8日から2月12日まで、東京国際フォーラム ホールD7で行われる。公演は、12:00と16:00の二回、約90分の長さで、開場は開演の45分前。料金は詩楽劇が9,900円、詩楽劇と講演会のセット券が11,000円(すべて税込)となっている。講演会は自由席で、同日同公演回の組み合わせのみ聴講できる。
チケットは2024年12月2日から一般発売が始まる。チケットの購入は、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどから可能。
公演関連イベントも開催
また、同会期中には『源氏物語』を深く理解するための特別講座も開かれる。こちらは2025年2月8日から2月12日までの間に東京国際フォーラム ホールD5で行われる。入場料は3,300円(税込)で、事前に申し込みが必要とのこと。
今までにない形で源氏物語を楽しめる『めいぼくげんじ物語夢浮橋』、ぜひともご期待ください。