マウザーがSTMicroelectronicsの新しい評価キットをラインアップに追加
半導体と電子部品のリーディングディストリビュータである、Mouser Electronics(マウザー・エレクトロニクス)が、STMicroelectronics(ST)の最新製品である「プレゼンス検出評価キットSTEVAL-PDETECT1」の取り扱いを開始しました。この新しい評価キットは、特にスマートホームやIoT領域において高い利便性を発揮します。
STEVAL-PDETECT1の特長
STEVAL-PDETECT1は低消費電力設計が施されており、より多くの環境で利用できるよう配慮されています。最大の特長の一つとして、複数のセンサーが搭載されており、ユーザーのプライバシーにも配慮されています。また、デイジーチェーン構成を採用しており、最大で3つのアドオンボードを同時接続することが可能です。
主なセンサーの紹介
この評価キットには、以下の3つのセンサーが搭載されています:
1.
STHS34PF80:
このセンサーは、目視範囲内にある物体から放射される赤外線の量を測定します。得られたデータはASICによってデジタル処理され、動きや存在の監視に適しています。
2.
VL53L8CX:
高度な測距センサーで、低消費電力でありながら、周囲光下でも高い性能を発揮します。最大400cmの距離を65°の視野角で正確に測定できます。
3.
VD6283TX:
新しいカラーセンサーで、フリッカ抽出機能を持ち、迅速で正確な光測定が可能です。ハイブリッドカラーフィルタを使い、明るさ管理や光補正にも対応します。
IoTと産業用アプリケーションへの応用
STEVAL-PDETECT1は、MouserのSTEVAL-STWINBX1SensorTileワイヤレスキットと連携できるように設計されています。これにより、状態監視や予知保全などの目的で利用される高度な産業用センシングアプリケーションのプロトタイプ開発が可能になります。このキットは、機械的な精度を向上させるための振動測定機能が追加されており、耐久性の向上にも寄与しています。
最新技術を取り入れた電子設計
マウザーは、半導体と電子部品の販売を通じて、グローバルなサプライチェーンを提供しています。顧客のニーズに応じた技術支援や設計サポートも行っており、Webサイトでは製品データシート、技術設計情報、エンジニアリングツールなどの豊富なリソースが揃っています。
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まとめ
STMicroelectronicsは、持続可能な技術ソリューションの開発に取り組んでおり、STEVAL-PDETECT1はその一環として、スマートシティやIoTエコシステムの強化に寄与することでしょう。マウザーは、これらの最先端技術の提供を通じて、エンジニアや企業の設計開発をサポートし続けます。詳細な情報は、公式サイトでご確認ください。
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