東京ガス、ネイチャー・ベースド・カーボンファンドに最大2,500万米ドル出資

東京ガス、自然系カーボンクレジットへの投資を発表



東京ガス株式会社は、地域共生を重んじた信頼性の高い自然系カーボンクレジットを創出することを目的とした「ネイチャー・ベースド・カーボンファンド」に、最大2,500万米ドルの出資を行うことを公式に発表しました。このプロジェクトは、クライメート・アセットマネジメント (CAM社) によって運営されています。

目的と背景


本ファンドは、企業や投資家がネット・ゼロの目標を実現するための手助けとして、信頼できるカーボンクレジットを提供します。東京ガスは、アジアにおいて唯一の出資者として参画し、その意義を高めています。2050年に向けての脱炭素化を推進する中、東京ガスは高品質なカーボンクレジットの調達を進め、都市ガスのカーボンオフセットを提案しています。

ファンドの特徴


「ネイチャー・ベースド・カーボンファンド」から供給されるカーボンクレジットは、主に植林や自然再生といった取り組みを通じて生まれたものです。このような自然系カーボンクレジットは広大な土地を必要とするため、その供給量には限りがあります。特に、植生中に炭素を吸収する例えば植林から得られるカーボンクレジットは、中長期的に取得が難しくなると予測されています。そのため、東京ガスは2037年までの12年にわたり、最大出資を通じてこの貴重なカーボンクレジットの調達を目指しています。

企業のビジョン


東京ガスは、「Compass2030」と呼ばれるグループ経営ビジョンを掲げ、全社を挙げてCO2排出をネット・ゼロにすることを目指しています。この取り組みは、2050年を見据えた「カーボンニュートラル」を実現するための重要な一歩です。今後も、お客様や外部環境の変化に応じたメニューの展開を図りながら、様々なカーボンクレジットの調達手法を強化する計画があります。

CAM社の見解


CAM社のCEOであるマーティン・バーグ氏は、東京ガスがファンドに参加することを非常に嬉しく思っており、この提携を通じて世界各国からの出資者が集結することに期待を寄せています。気候変動解決に向けた協力関係が強化されることが明言されており、実際のアクションが求められています。

まとめ


東京ガスの新たな出資は、単に企業のイニシアチブに留まらず、持続可能でクリーンな未来を築くための具現化に他なりません。自然系カーボンクレジットの取引は、将来的な環境への影響を見据えた投資形式としてますます重要性を増しているのです。東京ガスは、この取り組みを通じて、顧客とともに持続可能な社会の実現に寄与し、より充実した未来を展望しています。

会社情報

会社名
東京ガス株式会社
住所
東京都港区海岸1-5-20
電話番号

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