eve autonomyが羽田に新拠点を設立
株式会社eve autonomy(イブ・オートノミー)が2024年9月6日、東京の羽田イノベーションシティに新オフィス「羽田オフィス」をオープンしました。この拠点は、同社の自動搬送サービス「eve auto」に特化した展示と体験の場となる予定です。
羽田オフィスの概要
羽田オフィスは東京都大田区羽田空港一丁目1番4号に位置し、HANEDA INNOVATION CITY内のゾーンH 2階に設置されています。新しい環境では、eve autoの無人搬送車両が常時展示されており、訪問者が実際にそのテクノロジーを体験できる機会を提供します。
さらに、オフィスエリア前のコンコースでは、屋外での無人走行デモンストレーションも行われ、より直感的にeve autoサービスを理解できるよう配慮されています。
開所式の様子
新オフィスの開設に伴い、開所式が開催されました。当日は、eve autonomyの代表取締役CEOである星野亮介氏が事業紹介を行い、羽田オフィスの拠点戦略について説明しました。また、出資会社であるヤマハ発動機株式会社から新規事業開発本部長の青田元氏、株式会社ティアフォー代表取締役CEOの加藤真平氏が参加し、彼らの期待感も共有されました。
式典の後半では、メディア向けにeve autoの無人搬送デモが行われました。デモでは、荷物を運搬する無人車両が電動ゲートを通過し、歩行者や障害物を認識して安全に停止する様子が披露され、参加者はその先進技術に驚嘆しました。
eve autoについて
eve autonomyは、工場や物流施設向けに屋外での自動搬送システムを提供しています。「eve auto」は、事前の設備工事をの必要がないこのサービスは、段差や坂道、悪天候の中でも信頼性を持ち、幅広く利用されています。
高度な自動運転技術を駆使し、1.5トンまでの無人搬送をこなすこのシステムは、24時間稼働が求められる施設での運用を可能にします。すでに全国に40拠点以上で約50台が導入されており、製造業や物流業など多様な業界でその実力を発揮しています。
結論
今後、羽田オフィスはeve autonomyの「玄関」として、国内外の多くの方々と関わりを持ち、コミュニケーションの窓口として機能することが期待されています。この新たな拠点を通じて、同社はさらなる自動化の推進と、社会課題解決への取り組みをさらに強化していくことでしょう。