カシストの新たな挑戦
2024-04-11 07:00:01
労災事故ゼロを目指す画期的育成システム「カシスト」が始動
労災事故ゼロを目指す画期的育成システム「カシスト」が始動
株式会社TSグループは、若年層や外国人技能実習生向けの新しい育成プログラム「カシスト®︎」のβ版を2023年4月11日から15社限定で開始することを発表しました。このプログラムは、企業の生産性を向上させることを目的としており、特許出願中の業務攻略メソッドを採用しています。今回の導入により、若手技術者が短期間で戦力化することを目指しています。
カシスト®︎の導入背景
2050年、3人に1人が65歳以上という超高齢化社会が到来する見込みで、多くの熟練技術者の引退が予測されています。この現象は、業界の技術力が失われる大きなリスクを孕んでおり、カシスト®︎はこの問題に挑んでいます。日本の中小企業の84.3%が自社の育成プログラムを持っておらず、カシスト®︎はそのギャップを埋めることを目指しています。
カシストの特長
カシスト®︎は、特許申請中の独自技術を利用し、ベテラン技術者の現場スキルを抽出し、動画マニュアルとして可視化することができます。これにより、多言語対応やスキル評価制度の構築が可能となります。具体的には、未経験の外国人労働者でも、1年で20年職人の基礎技術の75%を習得することができたという成功事例が報告されています。
育成プログラムの実績
すでに実施されたクローズドβ版の実証実験では、参加企業が売上高を200%成長させ、経常利益は黒字転換を果たす結果を得ています。特に、交通運輸業や解体工事業の新入社員からは、プログラム導入後に仕事への気持ちに余裕が生まれたとの声が上がっています。
技能実習制度における課題
日本の技能実習制度は、開発途上国の人材育成を目的として設立されましたが、実際には劣悪な環境や摩擦が生じています。特に、技能実習生の不適切な扱いや安全基準の問題が大きな課題となっています。カシスト®︎は、こうした労働環境を改善し、スキル伝承の効率化を図ることで、労災事故ゼロを目指しています。
今後の展望
カシストの目指すところは、企業の持続的成長と若手人材の早期戦力化です。育成に関する課題を解決するため、丁寧な指導を実現しながら、新しい指導スタイルを提供します。また「理想の上司をスマホの中に」という使命のもと、職場での教育とスキル伝達の変革を促進します。
会社概要
TSグループは、2006年に設立された企業で、代表取締役の吉松良平は自衛隊での経験をもとに、建設職人業界の可能性を感じて起業しました。これまでにホワイト企業認定を受けるなど、業界の改革に寄与しています。カシスト®︎は、働く若者たちが快適に成長できる環境を提供するために設計されており、今後さらなる展開が期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社TSグループ
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市石谷町2413-11
- 電話番号
-
099-201-5772