広田尚敬の集大成
2025-11-05 15:25:23

鉄道写真の巨匠・広田尚敬の集大成『鉄道写真広田尚敬』が発売!

鉄道写真家・広田尚敬の集大成



2023年11月5日、鉄道写真界の巨匠、広田尚敬さんの集大成となる写真集『鉄道写真広田尚敬』が小学館から発売されました。本書は、広田さんが90歳の誕生日を迎えるこの秋、彼自身が選び抜いた未発表作品や約400点の名作を収録した一冊です。

広田さんは、鉄道ファンやカメラマンたちから「レジェンド」や「神様」として崇められる存在です。彼がフリーランスとして活動を始めた1960年代は、鉄道写真というジャンル自体が確立されていなかった時代。1968年には日本初の本格的な鉄道写真展を開催し、1970年代や1980年代にはSLブームやブルートレインブームの中心的な役割を果たしました。広田さんの作品は「広田調」と呼ばれ、鉄道写真の模範とされています。

鉄道写真の初期、一般的に求められたのは、正確で詳細に撮影された車両の姿でした。しかし、広田さんはその枠にとどまらず、鉄道への情熱や感動を写真に込め、四季折々の日本の風景や人の生活を切り取りました。その結果、彼の写真はただの記録ではなく、感情豊かな物語を語るものとなりました。1980年代には、「流し撮り」や「動止フォト」といった独自のテクニックを駆使し、鉄道写真をアートにまで昇華させました。

本書には、広田さんが撮影した歴史的な作品も収められています。1973年にはC55が牽引する旅客列車の迫力ある姿をスローシャッターで撮影した作品が話題となり、1975年にはD51の上部から激しく噴き上がる煙を捉えた写真が圧倒的な存在感を放ちました。さらに、1975年12月14日のSLが牽く最後の旅客列車の乗務を終えた機関士の目に光る涙は、広田さんのレンズを通して生々しく描かれています。

また背景に流れる街並みの中、ひとりの女性を捉えた工業地帯の写真や、新幹線と富士山を収めた逆さ富士の作品など、彼の豊かな表現力が光ります。特に、1980年代に広がるブルートレインブームを象徴する流し撮りの技法は、現在でも多くのカメラマンに影響を与えています。

広田尚敬さんは1935年に東京で生まれ、幼少の頃から鉄道に対する強い興味を抱いていました。中央大学を卒業し、会社員を経て1960年にフリーランスの道を歩み始めました。これまでに200冊以上の著作を手掛け、その中には絵本や図鑑、写真集が含まれています。1988年には日本鉄道写真作家協会の初代会長となり、今でも写真コンテストの審査員や若い世代への写真教育活動にも取り組んでいます。

さらに注目すべきは、本書の初回分出荷特典です。広田さんの代表作「C62動輪」(1967年)を新たに現像し、直筆でサインを入れた銀塩プリントが付属します。この特典は鉄道写真ファン必見の宝物です。加えて、広田さんが愛用したカメラ機材の抽選応募券も含まれており、ファンにとって魅力的な内容となっています。

『鉄道写真広田尚敬』は、広田尚敬さんの70年以上にわたる鉄道写真の集大成として、多くの人々に感動と興奮を提供する1冊となるでしょう。鉄道や写真に興味を持つ方はもちろん、広田さんの作品を通じて日本の鉄道文化を深く理解したい方にもお勧めの一冊です。是非手に取って、その魅力を堪能してください。


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会社情報

会社名
株式会社小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1
電話番号
03-3230-5355

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