結婚式場FOLK FOLKが宿泊機能を持ち新たな伊勢観光の拠点に

伊勢市の新たなスポット、FOLK FOLKの魅力

2020年のゴールデンウィークに新たにオープンする結婚式場FOLK FOLKが、宿泊機能を持つ「泊まれる結婚式場」として注目を集めています。運営を手がけるのは三重県伊勢市の株式会社ウェザイン。結婚式だけでなく、食や音楽を通じた文化的な交流の場としても機能するこの場所は、宿泊と観光の新しい形を提案しています。

宿泊スタイルとこだわり

FOLK FOLKでは、宿泊スタイルとして「カプセルホテル型」を採用。必要最低限の要素に絞り込んだデザインが特徴で、熊野ヒノキを使用したオーダーメイドのベッドで、三重県の自然を感じながらリラックスできる空間を提供します。このシンプルかつ落ち着いたデザインは、訪れる人々に心のリセットをもたらします。

ホワイエエリアにはカフェ＆バーも完備され、結婚式の待合室として使われることもあります。オープン後は、朝食を楽しんだり、夜には地元の人々と交流できる酒場として賑わう予定です。このように、シンプルながらも多様なシーンを楽しめる空間が魅力です。

新たな結婚文化の創造

特に代表の東山さんが語るように、婚礼文化の衰退が問題視されています。婚礼は少子高齢化や経済的な理由で敬遠されがちです。そのため、FOLK FOLKでは、結婚式のスタイルを柔軟に変更し、結婚式を促進する新しい形を作り上げることが求められていました。この新たな試みは、「宿泊」があることで、遠方からのゲストが参加しやすくなり、結婚式後に観光も楽しめるという利点も持っています。

結婚式が修練された形式とは異なり、自然豊かな伊勢市で結婚式と宿泊を組み合わせることで、若者にも魅力的な場所となり得ると東山さんは信じています。このリーンプロジェクトは、単なる結婚式場としての役割を超え、伊勢を訪れる人々に新しい体験を提供することを目指しています。

アクセスの良さと利便性

FOLK FOLKには25台分の駐車場が整備されており、さらにレンタサイクルの導入も予定されています。これは、観光客が周辺を自由に探索できるポイントとしても重要です。また、内宮と外宮を結ぶハブとしての機能も発揮し、多くの人々が集まる場所になることが期待されています。

まとめ

最近の結婚式は多様化しており、形式に囚われない新しいスタイルが求められています。FOLK FOLKの宿泊機能は、そのニーズに応えるべく誕生しました。結婚式だけでなく、地域貢献や文化的交流を通じて、人々を惹きつける新たなスポットになることを期待しています。この結婚式場が、自身のホスピタリティを生かし、充実した時間を提供することで、地域再生に寄与することを目指しています。