岡山大学の新たな挑戦!学生向けプログラム「ORANGE CAMP」をスタート
2024年8月26日、岡山大学で新しい起業支援プログラム「ORANGE CAMP」のキックオフイベントが開催されました。このプログラムは、起業家を目指す中高生および大学生を対象にしたアクセラレーションプログラムで、Setouchi Startups株式会社が運営しています。
イベントの目的と内容
「ORANGE CAMP」は、若者のスタートアップ創出を支援し、起業に対する関心を高めることを目的としています。このキックオフイベントには、約30人の中高生および大学生が参加し、創業のための知識や経験を得る機会が提供されました。
イベントの最初には、Setouchi Startups株式会社の山田邦明代表と藤田圭一郎代表がプログラムの趣旨を説明しました。その後、元NHKアナウンサーの堀潤氏が自社の地域課題に関する情報発信拠点「8bitNews瀬戸内グローバルスタジオ」について話しました。そして、5人の学生が自身の起業経験についてプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションのハイライト
登壇者の中には、株式会社MoonJapanの藤田岳代表取締役CEOがいました。彼は、コロナ禍にカナダ留学中にアジアヘイトによる差別を受けた経験から、洋服づくりに挑戦した経緯を語りました。昨年、経済産業省と日本貿易振興機構が主催するプログラム「J-StarX」に参加し、資金調達に成功したことも披露しました。
また、POLA ORBIS CAPITALのインターンである根津はる香さんは高校在学中の起業経験と現在のインターン活動を、HOUOH株式会社の藤澤李子CEOはインターンの体験と東京ビジネスコンテストについて説明しました。
同志社大学入学後、同志社起業部を立ち上げた奥井有紗代表や、スタートアップの実際の活動を紹介したF Ventures TORYUMONの青木優都運営代表も登壇し、それぞれのスタートアップの活動を紹介しました。
交流会での悩み相談
プレゼンテーションの後、参加者たちはグループに分かれ、登壇者との交流会を通じて、自分の起業活動における悩みを相談する場面も見られました。活発な意見交換が行われ、参加者たちのモチベーションが高まったことでしょう。
今後の展望
このイベントは「ORANGE CAMP」のスタートに過ぎません。このプログラムは、約2カ月間にわたり、若い世代に対して包括的な起業家教育を提供し、地域との連携を深めながらスタートアップの創出と支援を行うものです。岡山大学は、地域の起業機運の向上に寄与するための活動を今後も継続していく所存です。
岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が企業設立に向けたサポートも行っています。学生や教職員が気軽に相談できる窓口を設けており、起業に興味のある方々にはぜひ活用していただきたいと思います。
このように、岡山大学は次世代の起業家を支え、地域社会と共に成長することを目指しています。今後の取り組みに期待が寄せられています。