魔法の伝説を纏ったロジェ・デュブイの新作時計「マーリン」
ロジェ・デュブイが発表した新作時計「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」は、高級時計製造の伝説的な物語、特に「マーリンの物語」にインスパイアされています。このタイムピースでは、アーサー王伝説の重要なキャラクターである魔術師マーリンがテーマとして描かれており、特に彼が湖の貴婦人に捧げた水晶の宮殿に敬意を表したデザインとなっています。
この時計は、わずか28本のみ製造される限定モデルで、ロジェ・デュブイの独自の技術であるダイヤモンドのインビジブルセッティングが施されています。時計としての機能性だけでなく、その美しさと象徴性が高く評価されるでしょう。手作業で仕上げられたキャリバーRD821は、厳格なジュネーブ・シール認証の基準を満たしており、アートとクラフトが融合した芸術作品です。
騎士たちの伝承
「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクションは、2013年に始まり、アーサー王と彼の騎士たちの伝説を基にした独特のタイムピースが展開されています。各モデルは、技術革新によって表現された勇気や騎士道精神を伝え、愛好者の好奇心を刺激してきました。2024年には、マーリンに焦点を合わせ、彼の伝説的な物語に新たな章を加えました。
第一章ではマーリンが北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェイと繋がる歴史的な旅に焦点を当て、彼がアーサー王の祖先を称えるためにストーンヘンジを建てたというロマンティックな物語が描かれています。第二章では、彼が湖の貴婦人のために水晶の宮殿を築く様子が美しく再現されています。この物語は、愛と献身の力を象徴し、愛する者を守るために尽力する精神が込められています。
複雑な文字盤
時計の文字盤には、第一章から受け継がれる六角形のパターンが目を引きます。素材には、高級時計製造で名高い18Kピンクゴールドが使用されており、56本の様々な素材の柱が、ドラマチックな台座を構成しています。各柱は、ムラーノ風ガラスやホワイトエナメルなどの異なる仕上げで彩られ、多様な質感を生み出しています。
特に、インビジブルセッティング技術により、ダイヤモンドは金属に直接固定されており、まるで浮遊しているかのような印象を与えます。これにより、時計全体がその美しさを最大限に引き立てられているのです。文字盤にはルテニウムクリスタルが使われ、まるで静かな湖面に反射する光のような、神秘的で洗練された印象を与えます。
勇士たちの見守り
文字盤を囲むように立つ12人の騎士たちも、この時計の個性を際立たせる要素の一つです。それぞれ異なるポーズで立ち、湖の貴婦人を見守るかのような佇まいは、まるで生きているかのような動きを感じさせます。彼らの存在は、時の流れを劇的に演出し、時計にさらなる物語性を与えています。
厳選された特別な証
この時計の核となるRD821キャリバーは、172の部品で構成され、手作業で施した仕上げが特徴です。これにより、世界で最も厳しい認証の一つであるジュネーブ・シールを得ることができました。45mmの18Kピンクゴールド製ケースには、アーサー王伝説の剣、エクスカリバーを象徴するデザインが施されています。
この「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」の時計は、ロジェ・デュブイのブティックでわずか28本のみ販売されており、高価ながらもその価値は時計愛好家たちから高く評価されています。手にすることができる幸運なオーナーは、単なる時計以上の物語を纏うことになるでしょう。時計を愛する全ての人々にとって、これは宝物とも言える存在になるはずです。