167人のクリエイターが手掛けたユニークな靴下展の魅力

167人のクリエイターが手掛けた靴下展「つつの靴下展」

大阪府枚方市に本社を構える樋口メリヤス工業は、1933年に創業した古くからの靴下メーカーです。国内の靴下生産は1989年をピークに減少傾向が続いており、特にアジア圏からの安価な製品に押され、厳しい状況が続いています。しかし、樋口メリヤス工業は小規模ならではの機動性を生かし、オーダーメイドの靴下を手がけています。

「つつした」とは

今回の企画展では、樋口メリヤス工業が開発した靴下「つつした」が注目されています。この靴下は、かかとがなく、伸縮性に優れているため、子どもから大人まで幅広く着用可能で、フリーサイズという特徴があります。「つつした」は、お客様の声から生まれたアイデアを具現化したもので、これに167人のクリエイターの個性豊かなデザインが加わり、展覧会で展示販売されます。

チャリティー活動への参加

この靴下展は単なる展示販売にとどまらず、靴下の売り上げの一部はセーブ・ザ・チルドレンに寄付されます。これにより、子どもの貧困や虐待の問題、さらには災害被災地への支援に役立てられることになります。クリスマスなどのプレゼントとしても最適で、多くの人々にチャリティーに参加していただけることを期待しています。

CREATION Projectの歴史

この無形の資源としてのアートとデザインの楽しさを伝えることを目的とした「CREATION Project」は、1990年に始まり、毎年恒例のチャリティ企画として続いています。これまでの活動で、東日本大震災の義援金として1134万円以上、熊本地震のための158万円を寄付してきました。プロジェクトは年々進化し、日本全体のものづくりの魅力をデザインの力で発信する取り組みです。

展覧会概要

企画展名

- CREATION Project 2017 167人のクリエイターと大阪の小さな工房で生まれた「つつの靴下展」

会期

- 2017年11月28日（火）～12月23日（土・祝）11:00～19:00（日曜休館）
- 入場無料

会場

- クリエイションギャラリーG8 （東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F）
- ガーディアン・ガーデン（東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F）

参加クリエイター

参加クリエイターは、青木克憲、秋山孝、浅葉克己など、デザインとアートの最前線で活動する167名が名を連ねています。それぞれが独自の視点で靴下をデザインし、個性的で魅力あふれる作品が一堂に会します。

まとめ

今回は、「つつの靴下展」を通じて、靴下という日常品がどれほど自己表現や助け合いに寄与し得るかを感じてもらえればと思います。クリエイターが寄せた思いや、樋口メリヤス工業が取り組むチャリティーの意義をぜひご理解いただき、足を運んでみてはいかがでしょうか。これまでの靴下の常識を覆す魅力的なデザインが、あなたを待っています。