わらび座、民事再生申し立てのご案内
秋田県仙北市を拠点とし、日本の伝統芸能を基盤に劇団事業などを展開する
株式会社わらび座が、最近民事再生を申し立てました。その背景や今後の計画について、記者会見が11月2日(火)の15時から16時に秋田県庁2階のプレゼンテーションルームで開催されます。
この会見は、特に新型コロナウイルスの影響により厳しい状況にある文化芸術の分野において、注目を集めるものとなるでしょう。会見には、代表取締役社長の山川龍巳氏をはじめ、法的代理人、中村隆弁護士、さらに今後の再生計画に関わる各専門家が登壇します。
記者会見のプログラム
1.
第1部:状況説明
- 登壇者:株式会社わらび座 代表取締役社長 山川龍巳
- 弁護士:中村隆
2.
第2部:今後の再生計画
- 登壇者:わらび座新法人サポート体制会長 三浦廣巳
- 仙北市市長 田口知明
- ファビット事業責任者 田中保成
- 一般社団法人わらび座代表理事 今村晋介
また、当日はライブ配信も行われる予定で、URLは
こちらからアクセス可能です。
わらび座の歴史と影響
わらび座は、「あきた芸術村」を拠点に、年間約1,000ステージの公演を行ってきた日本有数の劇団です。地下ビール事業やホテル事業の展開に加え、多くの学校の修学旅行先としても知られ、過去46年間で40万人以上の子どもたちが訪れてきました。文化教育を重視する姿勢が地域での強い支持を受けています。
しかし、このような輝かしい歴史にも関わらず、近年の経営環境の変化や新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、経営は困難な状況に直面しました。これを受け、現在は新たなスポンサー企業や地方公共団体の支援を活用し、早急な経営再建を図る必要があります。
今後の展望
民事再生を申し立てたことにより、株式会社わらび座は経営再建に向けた強力なサポートを受けることが期待されます。文化と芸術の振興を牽引してきた団体としての役割を再確認し、地域に根ざした活動を再開するための新たな展望が開かれることを願っています。
この取り組みは、あきた芸術村の文化的な価値を再構築し、地域全体が再びその魅力を取り戻すための起点となるでしょう。今後の進展に大きな期待が寄せられています。