東芝テックの新たな挑戦
東芝テック株式会社が、製造業や物流業、流通業などさまざまな現場での利用を想定した高速ラベルプリンタ「BX410T-TS02-S」の発売を発表しました。発売日は2024年11月1日であり、製品は東京ビッグサイトで開催される「第26回自動認識総合展」にも展示される予定です。
製品の特長
「BX410T-TS02-S」は、その名の通り高速印刷が可能なラベルプリンタで、特に操作性と視認性を重視しています。4.3インチのカラー液晶ディスプレイを搭載し、ユーザーは直感的な操作が可能になります。また、折りたたみ式の側面開閉カバーが採用されており、用紙やインクリボンの交換時には必要なスペースが削減され、現場の省スペース化にも寄与します。
さらに、PCとの接続も進化しました。これまではプリンタ設定のために専用ツールをPCにインストールする必要がありましたが、「BX410T-TS02-S」ではこの設定ツールがWebブラウザから直接操作できるようになりました。これにより、USBケーブルによる有線接続が可能となり、特にシステム管理者の負担が軽減される仕組みが整えられています。
PDFファイルの直接印刷
本モデルでは、PCで作成したPDFファイルをプリンタドライバなしで印刷できるのも大きなポイントです。これまでのようにドライバのバージョンアップを気にせずに運用できるため、業務のスムーズさが向上し、さらに管理業務の負担も大幅に削減される期待が持たれています。
スタンドアロン機能
「BX410T-TS02-S」に内蔵されたアプリケーションを使用すれば、PCを介さずにラベルの発行が可能になります。これにより、作業現場にPCを用意する必要がなくなり、スペースを有効に活用できます。このアプリケーションはカスタマイズが可能なため、さまざまな現場に応じて柔軟に対応することができる点も見逃せません。
RFIDとの組み合わせ
さらに、RFタグへの書き込みもできるため、RFID技術を活用した業務の効率化にも対応しています。これにより、在庫管理や追跡業務をよりスムーズに行えるようになるでしょう。
環境への配慮
製品には環境に対する配慮もされています。ハロゲンフリー材を使用することで、環境負荷を軽減し、RoHS指令にも適合しています。また、製品ライフサイクル全体を通じて環境設計アセスメントが実施されており、持続可能な製品作りが推進されています。
まとめ
東芝テックの新しい高速ラベルプリンタ「BX410T-TS02-S」は、機能性や操作性、環境への配慮といった多角的な側面から、業務効率の向上とDXの推進に寄与する製品として期待されています。製造業や物流業、流通業などの現場での活躍が楽しみです。この新たな技術が業界にもたらす影響を、今後の展開に注目しながら見守りたいと思います。