鹿児島ユナイテッドFCとプリメディカが協力！腸内環境の重要性を探る新研究

鹿児島ユナイテッドFCとプリメディカの新たな挑戦

株式会社プリメディカが、明治安田J3リーグに所属する鹿児島ユナイテッドFCの「腸内環境コンディショニングパートナー」に正式に就任しました。この取り組みでは、摂南大学との共同研究として「腸内細菌叢の動態と運動パフォーマンスへの影響」を探求します。近年、腸内環境が運動能力に大きな影響を及ぼすことが科学的に明らかになりつつあり、特にプロのアスリートにとっては重要な研究課題となっています。

研究の目的

この研究では、プロアスリートの腸内細菌叢のデータが限定的である現状を打破すべく、選手たちの腸内環境の変化がコンディションやパフォーマンスにどのように影響するかを1年間にわたって縦断的に調査します。これにより、選手の健康維持や競技パフォーマンスの向上に寄与するための新たな知見が得られることが期待されています。

具体的な研究内容

研究内容は多岐にわたりますが、主なポイントは以下の通りです。
1. 腸内フローラ検査実施
シーズンの始まり、真夏の前後、シーズン終了の計4回、プリメディカ提供の腸内フローラ検査「Flora Scan®」を使って腸内環境を分析します。

2. 血液検査
腸内環境の関連性を解析するため、酸化ストレス関連の血液検査データも収集します。

3. パフォーマンス指標の収集
選手の移動距離や消費カロリー、筋力テストのデータを腸内環境と関連付ける解析を行います。

4. 食の個別指導
腸内環境が悪化している選手には食事指導を実施し、ホスピタリティに特化した食事メニューの提案も行います。

研究に関するコメント

鹿児島ユナイテッドFCのクラブ代表・CEOである徳重剛氏は、この研究によって選手の腸内環境に対する理解が深まり、さらなるパフォーマンス向上につながることを期待しています。また、摂南大学の教授である井上亮氏も、プロ選手を対象にした縦断的研究の貴重なデータ収集の意義を強調しています。

プリメディカの代表取締役社長・CEOである富永朋氏は、運動と腸内環境の関連性を明らかにすることで、より多くの人々の健康に貢献できることへの期待を述べています。

今後の展望

この共同研究から得られる知見は、選手だけでなく一般の人々にも応用可能であり、健康管理や腸内環境改善に役立つ情報が広まることが目指されています。研究成果が多くの人々に好影響をもたらすことに期待を寄せています。今後も腸内フローラ研究が進展することで、アスリートのパフォーマンス向上と健康促進に繋がるようなサポートが提供されるでしょう。

腸内フローラ検査サービス「Flora Scan®」について

このサービスは、京都府立医科大学や摂南大学との共同研究成果を生かしており、日本人特有の腸内フローラを評価する特許取得済みのシステムを利用しています。また、Flora Scanは、ふるさと納税返礼品としても採用されるなど、幅広い活用が進んでいます。

これらの取り組みが、今後の健康管理やアスリートのパフォーマンス向上に寄与することを願っています。