トキ16羽、中国へ帰還
2024-11-14 18:02:44

絶滅危惧種トキ16羽、中国へ帰還!阪急阪神エクスプレスが輸送をサポート

絶滅危惧種トキ16羽、中国へ8年ぶりの里帰り



2023年10月30日から31日にかけて、佐渡トキ保護センターで2016年から2022年に生まれたトキ16羽(雄7羽、雌9羽)が、中国・北京へ空輸されました。この大規模な輸送をサポートしたのが、阪急阪神エクスプレスです。

日本と中国両政府間の覚書に基づき、中国から日本へ提供されたトキの子どもの半数を中国へ返還する取り組みの一環で、今回の輸送は2016年以来8年ぶりとなります。絶滅危惧種であるトキの保護と繁殖を推進する重要なプロジェクトです。

慎重を極めた輸送ルート



輸送は、細心の注意を払って行われました。まず、検疫を終えた16羽のトキは、トラックに積載され、佐渡トキ保護センターを出発。佐渡島の両津港からフェリーで新潟港へ。その後、トラックで新潟から羽田空港へと陸送されました。そして、輸出通関手続きを経て、航空機で北京首都国際空港へ。

フェリーとトラック、そして航空機と、複数の交通手段を巧みに組み合わせ、トキたちの安全と健康を最優先したルート設定がなされました。長時間の輸送にも耐えられるよう、輸送ケースや環境管理にも万全を期したことは言うまでもありません。

阪急阪神エクスプレスの貢献



阪急阪神エクスプレスは、長年培ってきた動物輸送のノウハウと経験を活かし、今回の輸送を成功に導きました。同社は動物輸送のパイオニアとして知られており、数々の実績を誇ります。今回のトキの輸送においても、専門的な知識と技術を駆使し、無事に北京への到着を実現しました。

同社は、輸送を通じて世界の繁殖プロジェクトを支援し、絶滅危惧種の保護と生物多様性の保全に貢献していくとしています。国際的な協力体制の下、絶滅危惧種保護への取り組みが着実に進んでいることを示す、象徴的な出来事と言えるでしょう。

トキ保護への国際協力



今回のトキの中国への返還は、日本と中国の国際協力の象徴的な事例です。両国政府間の連携と、民間企業の技術力と貢献が、絶滅危惧種の保護に大きく役立っていることを示しています。

今後、両国間の協力体制がさらに強化され、トキの保護と繁殖活動がより一層推進されることが期待されます。今回の成功は、今後の絶滅危惧種保護に向けた取り組みの指針となるでしょう。

関係各所の連携



今回のトキの輸送は、佐渡トキ保護センター、関係省庁、そして阪急阪神エクスプレスなど、多くの関係機関の連携によって実現しました。それぞれの組織が持つ専門性と知識を共有し、緊密な連携を図ることで、困難な輸送を成功裏に終えることができたのです。

この成功は、関係各所の努力と献身、そして国際協力の重要性を改めて示すものとなりました。






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会社情報

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株式会社阪急阪神エクスプレス
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