「メディグル」導入
2022-07-25 08:00:03

浜松医療センターが地域医療連携システム「メディグル」を導入し新たな医療環境を構築

浜松医療センター、地域医療連携システム「メディグル」を導入



静岡県西部に位置する浜松医療センターが、地域医療機関との連携を強化するために、地域医療連携システム「メディグル」を導入しました。この取り組みは、2021年11月に正式に始まり、既存の情報管理手法の改良を目的としています。今後は、整理された情報を基にして、地域医療機関との関係性を更に深化させることを目指します。

導入前の課題と背景



浜松医療センターは、地域の高度な医療を提供する重要な医療機関として、人員異動や退職に伴う情報の引継ぎに課題を抱えていました。医療機関の連携業務においては、重要な情報が属人的に管理されていたため、業務効率が低下していました。また、2024年1月に予定されている新病院の開院に向け、地域医療機関との強い関係構築が求められ、効果的な営業戦略の実施が必要でした。

このような課題を解決するために、メディグルの導入が決定されました。具体的には、連携業務に関連する様々な情報を一元管理し、紹介データの分析機能を活用することで、スムーズな情報共有が実現できます。

メディグル導入で実現すること



新たに導入されたメディグルを通じて、浜松医療センターは以下の目標を達成しようとしています:

1. 地域医療機関の情報データベースを構築
各医療機関の情報を整理・統合し、容易にアクセス可能なデータベースを構築します。

2. データに基づく営業活動の実施
営業活動の精度を向上させ、地域医療機関との関係性を深めます。

さらに、メディグルのプレミアムオプションを利用することで、地域の医療機関向けの広報活動を実施し、浜松医療センターの医療やその取り組みに対する理解を深めてもらいます。これにより、地域医療連携の質が向上することが期待されています。

メディグルに寄せる期待



公社事務局の榊原智宏氏は、「メディグルを利用することで、関係者全体で情報を共有し、適宜アップデートできる活発な連携サービスを提供できる」と期待を寄せています。また、医療連携室のスタッフである土井圭氏も、「導入により診療科別の紹介医療機関の件数をグラフィカルに確認でき、紹介件数に応じた適切な対策が可能になる」と述べています。これまではごく一部の幹部や事務員しか把握していなかった情報が、今後は全職員で共有できる仕組みが作られることも大きな魅力です。

浜松医療センターの役割



浜松医療センターは、地域医療支援病院、災害拠点病院など多くの役割を担う高度な総合医療機関です。地域に信頼される病院として、地域医療連携ネットワークを強化し続けています。顧客のニーズに応える医療サービスの提供はこの病院の使命であり、今回のメディグル導入はその一環として位置づけられます。

地域医療連携システム「メディグル」について



「メディグル」は地域医療連携を促進するための病院専用クラウドサービスです。このシステムでは、連携先の管理や情報の一元化が可能で、地域医療連携に関する情報を統一的に管理できます。現在、全国の病院がこのシステムを導入しており、地域医療の効率化と質の向上に寄与しています。

浜松医療センターは引き続き、メディグルを活用して地域医療の連携を進め、地域住民にとって信頼される医療サービスの提供に努めていくでしょう。

会社情報

会社名
メディグル株式会社
住所
大阪府大阪市西区江戸堀1-22-17江戸堀イーストビル6F
電話番号
050-3765-8237

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