全国高校軽音楽部大会「We are Sneaker Ages」開催
全国の高校軽音楽部の頂点を決める大会、『第1回 We are Sneaker Ages -スニーカーエイジ-』がついに開催されることとなりました。この大会では、全国の約2,000校の軽音楽部から選ばれたトップ校が競演します。特に音楽が好きな高校生にとって、息を呑むような瞬間が生まれることでしょう。
増加を続ける軽音楽部員の実態
近年、高校生の人数は減少していますが、軽音楽部の部員数は逆に増加しています。2016年から2020年にかけて、部員数は約1万人増加し、2020年にはおよそ10万人に達したと言われています。しかし、こうした部員たちが校外で自分たちの演奏を発表できる機会は少ないと指摘されています。
そのため、これまで『高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト We are Sneaker Ages』が関西地区を中心に開催されてきましたが、今回初めて全国規模の大会が実現したのです。
大会の特色
本大会は、地域の教育委員会の後援を受け、参加校の校長の承認を得た上で進行されます。参加校はそれぞれ地域の特色を生かした演奏スタイルを披露する予定であり、観客は多様な音楽に触れることができます。
各地区でのプレ選考として動画による予選が行われ、選抜されたトップ校がライブ選考の地区グランプリ大会に進みます。最終的に選ばれる全国の代表15校は、2021年12月26日(日)にグランキューブ大阪メインホールで行われる全国大会に出場します。これにより、学生たちは他校との交流を深め、自分たちの音楽を広く伝える貴重な機会をいただけます。
音楽がもたらす力
大会の公式ステートメントでは、音楽が人々の心を癒し、仲間との絆を深めていく力があることが強調されています。音楽という共通の趣味を通じて、参加者が新たな自分を発見し、未来への道を切り開くことが期待されています。「ここで得られた経験は、これからの人生を生きていく力になる」との言葉が印象的です。
歴史と開催の経緯
「We are Sneaker Ages」は1979年に第1回関西大会が開催されて以来、少しずつ規模を拡大し続けています。2015年には関東大会、次いで沖縄や北海道などへと広がり、2020年には全5地区で160校が参加するなど、その成長は著しいものです。全国大会の開催に至るまでの長い歩みは、多くの音楽愛好者の関心を集めています。
大会のスケジュール
大会は各地区で動画予選会を行い、次第にライブ選考へと進みます。次のスケジュールをご覧ください。
- - 関東甲信越:動画予選会(7月23日)、地区グランプリ大会(8月6日)
- - 関西:動画予選会(7月30日)、地区グランプリ大会(8月13〜15日)
- - 東北:動画予選会(8月20日)、地区グランプリ大会(9月19日)
- - 沖縄:動画予選会(8月27日)、地区グランプリ大会(10月3日)
- - 北海道:動画予選会(8月31日)、地区グランプリ大会(10月10日)
- - 中国・四国:地区代表決定大会(10月26日)
- - 九州:地区代表決定大会(11月2日)
- - 東海・北陸:地区代表決定大会(11月9日)
- - 全国大会:12月26日
このように数ヶ月にわたり、全国から集まった高校生たちが自らの音楽で未来を切り開く瞬間を迎えます。音楽の力でつながる仲間たちの姿に、期待が高まります。
主催と後援
本大会はスニーカーエイジ実行委員会(三木楽器グループ)が主催し、各地の教育委員会の後援を受けて運営されます。出場する子どもたちが、音楽の素晴らしさを体感し、成長する機会となることを願っています。今後の展開に注目しましょう。