山口県の居住満足度調査結果発表！住みここちと住みたい街ランキング2024

山口県住みここちランキング2024の発表

2024年の「いい部屋ネット街の住みここちランキング」と「住みたい街ランキング」が発表され、山口県の居住者が選ぶ理想的な街の姿が明らかになりました。これらの調査は、大東建託株式会社が行った居住満足度調査の一環で、過去最大級の規模での意見収集が行われた結果です。

住みここちランキング

今年の「住みここちランキング」では、下松市が5年連続で1位に輝いています。この街は周南広域都市圏に位置し、瀬戸内海に面した臨海工業都市であり、多様な商業施設が整っていることが評価されました。たとえば、下松タウンセンターなどの大型商業施設、銀行、病院など、生活に必要なインフラがしっかりと揃っています。そのため、居住者から高い評価を得ているのでしょう。

続いて、玖珂郡和木町が2位にランクイン。この町は周囲に自然が豊かで、2008年から山陽本線の和木駅が開業したことによりアクセスが改善されました。小さな自治体でありながらも、暮らしやすい環境が整っており、定評を得ています。また、3位には下関市が入り、3年連続の好成績を記録しました。

住みたい街ランキング

一方、「住みたい街ランキング2024」では、福岡市が4年連続で1位となったことが目を引きます。福岡市の得票率は5.2％に上り、全国的に人気が高いことが伺えます。2位には東京23区が入り、続いて北九州市が3位に位置しています。特に北九州市は昨年はランク外でしたが、居住者の評価が高まったことが反映された結果です。

実際に「今住んでいる街に住み続けたい」と考える居住者の割合は72.4％で、「住みたい街が特にない」が54.0％という結果もあり、現住地の評価の高さが示されています。

調査概要と手法

今回の調査も、インターネットを通じて行われ、過去5年間にわたるデータが集計されています。調査期間は2024年2月21日から3月14日までの約3週間にわたり、合計2,006名から回答を得ました。今回の調査では、山口県に居住する20歳以上の男女を対象とし、男女比は男性45.3％、女性54.7％となっています。

因子別のトピックス

住みここちランキングの因子別順位では、長門市が静かさと治安において1位を獲得しました。これによって、地域住民にとっての安全や快適さが重要な要素であることが感じられます。また、防災面での評価でも美祢市が2位に選ばれるなど、安全対策が考慮された住居環境が求められていることが浮き彫りになりました。

これらのランキングは居住者の意見を反映した貴重なデータであり、今後の地域づくりにおいても重要な指針となりそうです。ぜひ皆さんも自分の住む街について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。