Raspberry Piの新たなモデル「Raspberry Pi 5 2GB」が登場！その魅力とは

新しい世界を開く「Raspberry Pi 5 2GB」の魅力

2024年8月19日、株式会社スイッチサイエンスはRaspberry Pi財団の新製品「Raspberry Pi 5 2GB」の販売を開始します。Raspberry Piは、教育やプロジェクトに多く利用されているシングルボードコンピュータの代表格であり、幅広い人気を誇ります。今回の新モデルは、処理性能や機能性が大幅に向上しており、特に注目されています。

1. Raspberry Pi 5の概要

新しい「Raspberry Pi 5」は、これまでの「Raspberry Pi 4」と比較して、CPU性能は2〜3倍向上し、GPU性能も改善されています。これにより、よりスムーズで高性能な処理が可能となり、さまざまなアプリケーションやデジタルメイキングのプロジェクトに活用できる幅が広がります。さらに、Raspberry Pi独自のI/Oコントローラー「RP1」が搭載されているため、多様なインターフェース機能が強化されました。

2. 主要な機能と性能

新製品の「Raspberry Pi 5」には、次のような優れた特徴があります：

- Broadcom BCM2712 CPU: 2.4 GHzのクアッドコア64ビットArm Cortex-A76を搭載しており、512KBのL2キャッシュと2MBの共有L3キャッシュを備えています。
- 高性能GPU: VideoCore VII GPUを採用し、OpenGL ES 3.1やVulkan 1.2に対応しています。
- 4K解像度対応: 2つの4Kp60 HDMIディスプレイ出力ができ、HDRにも対応。
- 拡張されたRAM: 4GBまたは8GBのLPDDR4Xメモリから選択可能。
- 無線通信: 802.11acのWi-FiとBluetooth 5.0を搭載し、かつてない接続性を実現。
- 高速I/O: 2つのUSB 3.0ポートやギガビットイーサネットのサポートにより、高速データ転送が可能です。

3. 電源と拡張性

「Raspberry Pi 5」は、電源ボタンが標準装備されており、電源入力は推奨5V/5Aで動作します。また、別売りのHAT接続を使用するとM.2コネクタのストレージを追加することができます。これにより、ストレージ容量を拡張し、プロジェクトの要件に応じた柔軟なシステムを構成できます。

しかし、注意が必要なのは、これまでのRaspberry Pi 4用のケースやPoE HATがそのままでは使用できない点です。フォームファクタが変更されているため、新たに専用のケースを用意する必要があります。

4. 購入と今後の展開

「Raspberry Pi 5 2GB」は、税込価格9,790円でスイッチサイエンスのウェブショップで販売されます。これにより、誰でも手軽に最新のテクノロジーを体験できる機会が広がります。新しいRaspberry Piは、学生や趣味のプロジェクト、IoT開発など、多方面にわたる可能性を秘めています。

購入はこちらから: スイッチサイエンスウェブショップ

新たな「Raspberry Pi 5 2GB」は、従来の製品に負けず劣らず、非常に有望なモデルです。これによって、ユーザーはより多くのクリエイティブなプロジェクトに挑戦できるでしょう。

5. Raspberry Pi財団について

Raspberry Pi財団は、2009年に設立され、コンピューティングとデジタル・メイキングの教育を推進するために活動しています。教育用のプラットフォームを提供することで、子供たちがSTEM（科学、技術、工学、数学）分野の学びを深める支援を行っています。今回の新製品も、その目的を果たすための一助となることでしょう。