美術展「展fff」の魅力
作品の誕生背景
「展fff」は、新道トモカと筧奈鶴の二人が手掛ける特別な美術展です。この展覧会は、2019年から続けてきた作品をコロナ禍を経て深化させたもので、二人が「花と人」をテーマにした作品を展示しています。彼女たちは花のモチーフを月ごとに変えながら、絶えず進化し続けてきたのです。
新道はCOVID-19の影響で制作が中断される中で出産を経験し、筧は自身のブランドを立ち上げるなど、ライフスタイルや価値観も大きく変化しました。これにより、作品に込める想いも新たに、今回の展示を開催する決意を固めたのです。
展示の内容
「展fff」では、28名のキャストとともに作り上げた写真や花のオブジェを展示し、お客様には過去と現在、未来を感じられる体験を提供しています。毎日異なる作品が楽しめるよう変化し、展示のクライマックスには、作品の一部を持ち帰ることができる特別な演出も用意されています。
また、写真集も販売されます。この写真集はプロデューサーであるaimaiと共作したもので、封筒とポストカードが同封されています。これにより、受け取る人とのコミュニケーションが生まれ、作品を通じて思いを伝える体験が得られます。
新たな音楽の試み
新道は、音楽の重要性にも注目し、「美術館で聴く音楽」というテーマでオリジナル楽曲を制作しました。八木映美と静かな実験と共同で制作された約20分の楽曲は、展示期間中に会場内でお楽しみいただけます。
この曲は新道自身の内面を反映させ、月の満ち欠けに象徴される様々な面を表現しています。訪れた方々は、美術作品と共に音楽に浸ることで、より深い体験を味わえることでしょう。
作家紹介
新道トモカ
新道トモカは、1992年東京生まれのアーティストで、写真家、ダンサー、スピーカーとしても活躍しています。彼女は多くのアートイベントに参加し、独自の視点を持った作品を発表してきました。2020年には写真集「MAGAZINE TOMOKA」を発表し、その才能を広く知らしめています。
筧奈鶴
筧奈鶴はフローリストとしてのキャリアを持ち、2014年にはフランスで短期留学を経験しています。2014年から2021年現在はjardin nostalgiqueで勤務しつつ、自らのブランド「Panié rustique」を立ち上げ、独自の活躍を続けています。
まとめ
「展fff」は、二人のアーティストが新たに見つめ直した作品とその意義を伝える素晴らしい機会です。人々が過去、現在、未来を体感し、作品との相互作用を通じて新しい価値を見出すことを願っています。ぜひ会場まで足を運び、彼女たちの心温まるメッセージに触れてみてください。
概要
- - 日時: 2021年10月30日(土)〜11月2日(火)
- - 30日 15:00~20:00
- - 31日 11:00~19:00
- - 1日 11:00~19:00
- - 2日 11:00~18:00
- - 会場: Tegu yoyogi uehara, 東京都渋谷区
- - 入場料: 500円(小学生以下は無料)
- - チケット購入: こちらから
- - Instagram: 展fff公式アカウント