日本の音楽とハイキングを楽しむ「ニッポンたからものプロジェクト」

新しい試みとして注目されている「ニッポンたからものプロジェクト」は、文化庁と公益社団法人日本芸能実演家団体協議会が主催し、日本各地の日本遺産を舞台にしたライブパフォーマンスを展開しています。このプロジェクトは、地域の文化や伝統を通じてその魅力を再発見することを目指しており、観光資源としての活用が期待されています。

2018年度には、神奈川県伊勢原市に位置する大山阿夫利神社での公演が行われます。この場所は、江戸時代から続く「大山詣り」の重要なスポットであり、夏の行事として多くの参拝者を魅了してきました。当日は、日中にハイキングを行い、地元の美味しい地産料理を楽しみながら、夜には伝統芸能の公演が行われます。

この伊勢原公演では、「大山詣り」にちなんだ様々なプログラムが用意されています。プロの日本舞踊や音楽演奏に加え、地元の文化や歴史を学ぶトークセッションも盛り込まれており、観客は楽しみながら日本の伝統に触れることができます。また、ハイキングでは、ガイドが同行し、自然の美しさと栄光ある歴史についての説明が行われます。

特に注目すべきは、プロのパフォーマンスです。若手実演家たちが日本舞踊や長唄を披露することで、伝統芸術の新たな魅力を伝え、観客との距離を縮めています。公演に参加することで、地域の文化を体感できるだけでなく、食事や交流の場を通じて地域住民とも触れ合うことができます。

このようにして、「ニッポンたからものプロジェクト」は日本の遺産や文化を広めるための新しい試みとして、多くの人々に親しまれつつあります。また、プロジェクトを通じて地域の活性化や観光促進が目指されており、各地の特徴を生かした公演が今後も期待されています。

参加は無料ですが、事前予約が必要です。興味のある方はぜひ早めに申し込みをし、普段とは違った体験を通じて日本の素晴らしさに触れてみてください。'