カヤックのハイパーカジュアルゲームが2億ダウンロードを突破
神奈川県鎌倉市に本社を置く株式会社カヤックが開発したハイパーカジュアルゲーム「Ball Run 2048」と「Park Master」が、いずれも世界累計で2億ダウンロードを達成しました。この快挙は、カヤックのハイパーカジュアルゲームにおいて単体アプリとしては初めての快挙です。
ハイパーカジュアルゲームの特長
ハイパーカジュアルゲームは、その名の通り非常にシンプルな操作で短時間でも楽しめることが魅力です。プレイヤーが直感的に楽しめるデザインを追求し、なおかつ広告による収益化モデルを取り入れて無料で遊べるゲームを提供しています。加えて、ゲーム開発前に広告を活用してそのゲームの潜在的な人気を評価し、基準を満たしたタイトルのみが開発に進むため、質の高いゲームが生まれやすい環境が整っています。
カヤックでは、開発に移行したタイトルのうち、なんと約3%しかリリースに至らない厳しい基準があります。
2億ダウンロードを経た経営戦略
驚くべきことに、リリースから4年10ヶ月を経ている「Park Master」や、3年5ヶ月の「Ball Run 2048」は、他の多くの短命なハイパーカジュアルゲームとは一線を画しています。「Park Master」は、自身のデザインに工夫を凝らし、他の車を避けながら駐車するというパズル要素を際立たせた内容が受け入れられ、世界で17か国の無料ダウンロードランキングで1位を獲得しました。
「Ball Run 2048」は、シンプルながら中毒性のあるゲーム性により、同じ数字のボールを合体させて「2048」を目指す内容で大好評です。アメリカ国内で、アプリのカジュアルゲームカテゴリーで初登場からわずか2日間で1位を獲得した実績もあります。
カヤックの今後の展望
カヤックのハイパーカジュアルゲームチームは、初期の4人から約30人に拡大し、クリエイターの自主性を重視しながらプロジェクトを推進しています。チームメンバーは、全員が「面白いゲームを作る」という共通の目的を持っており、今後も利用者に愛されるゲームを提供するために努力を続けています。
2024年2月には、カヤックの全てのハイパーカジュアルゲームの累計ダウンロード数が10億を超える見通しです。この連続的な成功により、さらに多くのユーザーにより良いゲーム体験を提供し続ける意欲を持っています。
会社概要
カヤックは、発想力や技術力を強みに、ゲームアプリの開発だけでなく、広告やWebサイト制作、さらにコミュニティ通貨や移住推進などにも力を入れています。設立は2005年で、現在では多様なバックグラウンドを持つクリエイターが多く在籍し、「作る人を増やす」という理念のもとで独自の人事制度を取っています。
このように、カヤックは常に新しい挑戦を続けており、今後もその動向には目が離せません。