旅行業界の不正利用対策を強化する新サービス「ASUKA for Travel」登場

旅行業界のマネージメントを刷新する「ASUKA for Travel」の提供

アクルは、旅行業界向けに特化した新たなクレジットカード不正利用対策ツール「ASUKA for Travel」の提供を開始しました。本ツールは、EC化が進む旅行業界において増加傾向にあるクレジットカードの不正利用（特にチャージバック）への対策を目的としています。

増加するチャージバック被害

近年、旅行業界ではECを通じたサービス提供が急速に進んでいますが、その一方でクレジットカード不正利用の被害も増加しています。これらの被害は、判明した時点での取り返しのつかない損失を引き起こすことが多く、業界全体にとって頭痛の種となっています。しかし、効果的な対策手段が限られ、コスト負担が大きいことが多いのが現状です。

「ASUKA for Travel」の特徴

「ASUKA for Travel」は、アクルが運営する独自の不正対策コンサルティングから生まれたツールで、以下の特徴があります：

1. シンプルな実装：複雑な手続きや導入が不要で、すぐに使い始めることができます。
2. フレンドリーな顧客導線：独自の本人認証を導入し、ユーザーが使いやすい設計になっています。
3. 低開発費用：導入時の費用を抑えることができるため、企業の負担も軽減されます。

この新しいサービスは、アクルの膨大なノウハウによるもので、出発点からの安全性を確保しつつ、現場のニーズに応える形で開発されています。昨年の11月からは、クローズド環境でのβ版提供を開始し、すでに複数の旅行関連EC事業者に導入されています。

イーコンテクストとの提携

「ASUKA for Travel」の提供開始にあたっては、イーコンテクストとの提携も重要なステップです。イーコンテクストは、旅行商材を扱う加盟店に多くの顧客を持ち、「econtextゲートウェイ」を通じて、クレジットカード加盟店への提供を進めていきます。また、不正の傾向や情報を両社で連携し、より高度なサービスを提供できるよう努めています。

この提携によって、旅行業界における不正利用の課題解決に向けた一助となることが期待されます。