香りとフレーバーの調和を追求した新しいコーヒーカップの登場

コーヒーの楽しみ方は、香りと味の絶妙なバランスによって豊かさを増します。そんな中、株式会社ケーアイが新たに発表した「Harmony Cup」は、コーヒー業界に新たなトレンドとして注目を集めています。このカップは、特にスペシャルティコーヒーの香りを最大限に引き出すために研究されました。

「Harmony Cup」の誕生まで

「Harmony Cup」は、インドネシア代表であり、WBrC2024（ワールドブリューワーズカップ）で第3位に輝いたRyan Wibawa氏の提案から生まれました。彼は大会で使用する複数のスペシャルティコーヒー豆の特徴を際立たせるための、理想的なカップの形を求めていました。この発想が、「アロマシリーズ」の特徴を取り入れた新しいカップのデザインへとつながり、コーヒーの香りと味わいの「ハーモニー」を体験できる形状になりました。

形状の秘密

「Harmony Cup」は、香りを閉じ込め、飲む際に香りが豊かに広がる特有のシェイプを持っています。コーヒーの香りがカップを持ち上げる瞬間に鼻腔を満たし、飲む前から味わいを深く感じることができます。このデザインは、最後の一口まで香りを逃さず、コーヒー本来の味わいを堪能するための工夫が施されています。

コーヒーが舌全体にスムーズに広がるように設計されたリム形状も特徴的です。このような工夫により、スペシャルティコーヒー特有の甘味やボディ感を引き立て、飲むたびに安定した味わいを提供します。

さらに、容量320ccの「Harmony Cup」は、特に浅煎りのスペシャルティコーヒーの繊細な風味や酸味を逃さず捉える形状になっており、飲む人にとって多層的な味覚体験を提供します。

視覚と味覚の調和

また、カップの色彩も重要な要素です。色彩によってコーヒーの味わいを心理的に引き立てるため、マットグリーンやマットピンクといった色合いが選ばれています。

- ホワイト / マットブラック：ベーシックカラーで素材本来の魅力を引き立てる。
- マットグリーン：リンゴのようなフレッシュな酸味を感じさせる。
- マットピンク：果実の甘味やフルーティさを強調する。

新たな体験を提供する「Harmony Cup」

「Harmony Cup」は、美しいデザインと高機能性を兼ね備えており、日常のコーヒーシーンやカフェ、競技の場など、様々なシーンで使用されることを意図しています。バリスタの技術やこだわりがしっかりと伝わり、飲む人に「視覚と味覚が調和する新しい体験」をもたらすことが目指されています。

この新しいカップを通じて、より豊かなコーヒー体験をぜひお楽しみください。