プラゴミで創る、住宅防災プロジェクト
近年、日本を襲う地震や豪雨災害は甚大な被害をもたらし、その数は増加傾向にあります。特に住宅被害は深刻で、過去の震災では数十万棟もの住宅が被害を受けました。
この問題を解決すべく、株式会社地耐協、株式会社プラントツリース、日東商事株式会社の3社は、共同で『プラゴミで創る、住宅防災プロジェクト』を始動させました。
本プロジェクトの中核を担うのが、プラスチックごみを利用した画期的な地盤改良工法「スーパージオ工法」です。この工法は、地震や豪雨による被害を軽減するだけでなく、大量のプラスチックごみの有効活用によるCO2排出量削減にも貢献。環境問題と防災という二つの課題に同時に取り組む、持続可能な社会の実現を目指しています。
スーパージオ工法とは?
「スーパージオ工法」は、家庭から排出されるプラスチックごみ(ペットボトルやレジ袋など)を再資源化して作られた部材を用いた、画期的な地盤改良工法です。軽量で強度に優れ、高い空隙性を持つこの部材は、不同沈下の抑制、地震動の軽減、液状化や豪雨被害の低減などに効果を発揮します。
さらに、雨水貯留機能も備えているため、豪雨時の排水負担を軽減し、環境への負荷も低減します。2022年7月には一般財団法人日本建築センターの認定も取得済みです。
プロジェクトの取り組み
本プロジェクトでは、以下の4つの柱を軸に活動を展開しています。
1.
リサイクルの推進: 家庭から排出されるプラスチックごみの回収・リサイクル活動を通して、資源の有効活用を促進します。
2.
防災・減災: スーパージオ工法の普及活動を通じて、住宅の防災・減災対策を推進します。
3.
環境配慮: CO2削減に繋がる製造工程の改善や、環境負荷の少ない資材の開発に取り組みます。
4.
グリーンインフラ: 老朽化した溜め池の改修など、治水対策にも貢献していきます。
3社の強み
本プロジェクトを支える3社は、それぞれが独自の強みを持っています。
株式会社地耐協: 住宅建築における豊富な経験と、安心・安全を徹底的にサポートする充実の体制。
株式会社プラントツリース: 古今の建設技術に通じる幅広い知見と、減災地盤開発における高い専門性。
*
日東商事株式会社: 創業70年の実績と環境配慮への強い意識、再生材を含む土木用資材や省エネ機器の販売・施工ノウハウ。
これらの強みを融合させることで、革新的な住宅防災システムの構築を目指しています。
プロジェクトへの参加を呼びかけ
本プロジェクトは、企業・団体からの協賛を広く募っています。
環境問題と防災対策への関心を高め、より安全で持続可能な社会の実現に向けて、共に歩んでいきましょう。
プロジェクトに関する詳細情報や参加方法については、特設ページをご覧ください。
プロジェクト特設ページ
関係者コメント
日東商事株式会社環境ジオテック事業部 馬場隆太郎氏
「日東商事は、長年環境問題に取り組んできました。家庭から排出されるプラゴミを有効活用した雨水貯留槽の開発もその一つです。この技術が、住宅防災に貢献できることを大変嬉しく思います。」