JALグループ情報セキュリティ
2025-08-21 15:15:20

BSIグループジャパンがJALグループ12社の情報セキュリティを強化

BSIグループとJALグループの新たな取り組み



BSIグループジャパン(BSIジャパン)は、2023年に日本航空株式会社(JAL)およびその関連会社に対して、国際標準化機構が策定した情報セキュリティマネジメントシステムの新基準「ISO/IEC 27001:2022」の認証を行いました。この取り組みは、JALグループのデジタルおよびIT部門を中心に展開され、全12社が対象となっています。

認証の拡大プロセス



この認証は、JALグループのうち、前回の更新において認証を受けた4社、すなわち日本航空、JALカード、JALマイレージバンク、JALブランドコミュニケーションを含む計12社に2025年の初めから中頃にかけて授与される予定です。新しく認証を取得した企業には、JALデジタル、JTAインフォコム、JALエービーシー、JALグランドサービスなどが含まれています。

この取り組みは、企業の情報セキュリティ体制を強化し、デジタル化戦略を支えるものとなります。JALグループ内でのデジタル技術の進展に伴い、顧客や従業員の情報をいかに守るかが企業の信頼性に大きく影響することから、ISO認証の取得は喫緊の課題となっていました。

情報セキュリティの重要性



現在、企業が直面している情報セキュリティの脅威は多様化しています。不正アクセスやランサムウェアなどのサイバー攻撃のリスクが高まる中、ISO/IEC 27001:2022の基準を満たすことは重要です。この国際規格は、企業内の情報やデータを保護するためのフレームワークを提供し、企業自体の信頼性を高める手助けをします。

日本航空のデジタルテクノロジー本部長である鈴木啓介氏は、本認証の取得を通じて、自社の情報セキュリティに対する取り組みが国際的な基準を満たしていることが証明され、今後も継続的な改善を行っていく決意を表明しています。

BSIグループからの支援



BSIグループのグローバル認証ビジネス プレジデントであるHarold Pradal氏は、JALグループのISO認証取得への取り組みを支援できたことを誇りに思い、「信頼は航空業界の生命線である」と強調しました。彼の主張によれば、情報システムや乗客のセキュリティを保護することが信頼を築くうえで欠かせない要素であるというのです。

JALグループの今後の展望



JALグループは、認証取得という節目にとどまらず、今後も継続して情報セキュリティの向上に努めていくとしています。特に、AIやデジタル化の進展により、業界全体でのISMS認証の重要性はますます増しています。このような背景の中、BSIグループとの連携を強め、さらなる信頼性の確保に向けた戦略を推進していく詳しい計画が求められています。

最後に



BSIグループジャパンの代表取締役社長、漆原将樹氏もまた、IHSMの重要性が高まる現状に触れ、JALグループに対してこのような認証を授与できたことの意義を語っています。今後もBSIはデジタル化の進展に伴う情報セキュリティの確保を後押しし、より良い未来に向けた取り組みを続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
BSIグループジャパン株式会社
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