エクサウィザーズとNTT Comが手を組みAIの未来を切り開く

株式会社エクサウィザーズとNTTコミュニケーションズは、2023年に資本業務提携を結びました。この提携により、両社が持つ技術とリソースを活用し、信頼性の高いAIエージェントを開発・運用する新たなプラットフォームを構築します。今、企業におけるAIの活用が急速に進化している背景には、生成AIやAIエージェントが登場したことが挙げられます。しかし、企業は業務データのセキュリティや、AI活用のスキルに課題を抱えていることが多いです。このような問題を解決すべく、双方の企業はセキュアなAIプラットフォームと業界特化型のAIエージェントの共同開発を目指しています。

1. 背景と目的

近年、AI技術はさまざまな業界で応用されるようになり、その重要性は増しています。しかし、企業がAIを利用する際には、特にセキュリティ面での懸念がつきまといます。汎用型AIでは、使用者のスキルに依存するため、企業全体での一貫した活用が困難です。そこで、NTT Comとエクサウィザーズは、業務特化型のAIエージェントを開発し、各企業の課題解決に貢献することを目指しています。

2. 提携の概要

天然資源も人工資源も大切ですが、特にデジタル技術の革新は、企業の成長を大きく左右する要因となります。NTT Comとエクサウィザーズは、これまでのビジネス関係を契機に、更なる協業を進めることにしました。

2.1 セキュアなAIプラットフォームの共同開発

この提携の鍵となるのは、NTT Comが提供する高度なセキュリティインフラに基づいて、エクサウィザーズが開発したAIエージェントを活用したプラットフォームの提供です。NTT Comの「SDPFクラウド」や「docomo business RINK」といったサービスを基に、機密性のある業務データを適切に扱うための環境を整備し、カスタマイズ可能なAIエージェントに搭載します。