湘南ベルマーレフットサルクラブとペアチルの新たな協力関係
湘南ベルマーレフットサルクラブと一般社団法人ペアチルは、ひとり親家庭の子ども支援に関する連携協定を締結しました。これにより、「フットサル de チェンジ」というプロジェクトがスタート。神奈川県内のひとり親家庭の子どもたちに向けて、フットサルスクールの費用の80%を補助し、用具の提供、送り迎えのサービスを行う予定です。この事業は2025年度の日本財団「公益・福祉募集」助成プログラムにも採択されています。
ひとり親家庭が直面する課題
神奈川県内には約45,000世帯のひとり親家庭が存在し、多くが経済的困難と時間の制約に悩んでいます。ペアチルが運営するトークアプリには、スポーツ活動をさせたいがコストがかかり、送迎が難しいという声が寄せられています。このプロジェクトは、そうした家庭の負担を軽減し、子どもたちに新たな可能性を提供することを目指しています。
ペアチルの支援活動
ペアチルは2022年に設立以来、ひとり親家庭への支援を多岐にわたって展開しています。オンラインでのコミュニティを通じた孤独解消や、24時間AIによる相談サービスを提供する「ペアチルの泉」、家事や育児の支援を行う流動型レスパイトケアなどがその一環です。今回の湘南ベルマーレフットサルクラブとの連携により、オンライン支援を越えて実際のスポーツ体験が提供され、子どもたちの成長をさらに促進していく予定です。
協定内容の概要
連携協定の主な項目は以下の通りです。
1. ひとり親家庭の子どもたちを支援することに関すること。
2. 相互のリソースを活かしたイベントや教育・啓発プログラムの開催。
3. その他、協力が必要と認められる事項について。
両団体の代表の思い
湘南ベルマーレフットサルクラブの社長、佐藤伸也氏は、「スポーツを通じて機会を創出し、力を引き出すためのプロジェクトを進めることに誇りを感じています」とコメント。一方、一般社団法人ペアチルの代表理事、南翔伍氏は、母子家庭で育った経験を踏まえ、「自分の体験を活かし、同じような境遇の子どもたちを支援したい」と強い思いを語っています。
ひとり親家庭の未来を築く
このプロジェクトは、ひとり親家庭に新たな道を提供する画期的な取り組みです。経済的なサポートを通じて、子どもたちがスポーツに触れる機会を得ることができ、自己成長の場を与えられます。これからの実施に注目が集まる中、双方の団体の取り組みが実を結ぶことを期待しましょう。