直木賞作家・芦原すなおの人気ミステリシリーズが新装版で登場
直木賞を受賞した作家、芦原すなおの代表作であるミステリシリーズ「ミミズクとオリーブ」が新装版として1月30日に刊行されました。このシリーズは全三巻で、八王子に住む作家の「ぼく」とその料理上手な妻が様々な事件を解決していくというユニークなプロットが特徴です。特に、妻が名探偵として活躍する様子は、読者に大きな魅力を与えています。
美味しい料理と謎解きのハーモニー
シリーズの最大の魅力は、妻の見事な推理力と料理の数々です。彼女は事件現場に赴くことなく、安楽椅子探偵として数々の難事件を解決していくのです。その手腕は、丁寧に作られた料理とともに描かれ、読者を惹きつけます。各巻には、讃岐名物や郷土料理のレシピが盛り込まれており、物語を楽しむだけでなく、実際に料理を作りながら物語を味わうこともできます。
新装版の特典とキャンペーン情報
今回の新装版には、おはすみさんによる美しいイラストが施されています。さらに、刊行を記念して抽選で「くらり」の図書カードが当たる読者プレゼントキャンペーンも実施されます。東京創元社の公式X(旧Twitter)アカウントをフォローし、該当ポストをリポストすることで、抽選で20名様にプレゼントされるとのこと。エントリーは2025年2月7日から2月16日までとなっていますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
書誌情報の詳細
新装版の詳細は以下の通りです。シリーズの魅力をさらに引き立てる装丁が施されています。
- - タイトル: ミミズクとオリーブ【新装版】
- - レーベル: 創元推理文庫(M)
- - 判型: 文庫判
- - ページ数: 282ページ
- - ISBN: 978-4-488-43008-5
- - 定価: 740円(税込)
- - 装画: おはすみ
- - 装幀: 西村弘美
著者のプロフィール
芦原すなおは1949年に香川県で生まれ、早稲田大学文学部を卒業後、86年に『スサノオ自伝』で作家デビューを果たしました。90年には『青春デンデケデケデケ』で文藝賞、直木三十五賞も受賞。主な著書には本シリーズをはじめ、『月夜の晩に火事がいて』や『猫とアリス』などがあります。これまでの彼の作品は多くのファンに支えられ、今なお読み継がれています。
まとめ
「ミミズクとオリーブ」シリーズの新装版は、ただのミステリとしてだけでなく、料理を通じて登場人物の人間味を感じられる作品です。ぜひ手に取って、その世界を体験してみてください!