株式会社LIXILが特注大形タイル生産ラインを開始
株式会社LIXILは、愛知県常滑市の常滑東工場にて、新たな特注対応の大形タイル生産ラインを稼働し始めました。この新ラインでは、タイルの焼成時間を従来の40時間から22時間に短縮し、作業の効率化と環境負荷の軽減を実現しています。さらにはタイルを窯に積む作業を自動化することで、作業者の安全性も向上しています。
LIXILの100年の歴史
2024年にLIXILは日本国内における水まわり・タイル事業の100周年を迎えます。この特別な年を前に、常滑東工場も操業100周年を迎え、今後の100年に向けた新たな取り組みが始まります。LIXILは創業以来、焼き物づくりに情熱を注ぎ続け、顧客のニーズに即した製品を提供してきました。今後は「インテリジェントファクトリー」としての一歩を目指し、デジタル化やタイル加工技術の革新を進めていきます。
新生マテリアルと環境への配慮
新ラインに導入された樹脂型による3Dプリンタ技術の活用により、顧客の要望に柔軟に応える新しいデザインの特注タイルを製造できるようになりました。この革新的なアプローチは、タイル製造におけるデジタル化の一環であり、効率的な生産プロセスを確立することで、持続可能なものづくりを実現します。
さらに、焼成時間の短縮により、CO₂排出量を約22%削減することが可能になりました。この取り組みは、企業の社会的責任を果たすだけではなく、顧客に対しても環境に配慮した製品を提供するという価値を提供しています。
特注ニーズへの迅速な対応
近年、特注の大形タイルに対する需要が増加しています。LIXILの新ラインでは、これらのニーズにより迅速に応えられる体制が整いました。自動化されたタイルの積載サイクルは、効率的な生産をことができます。また、顧客の多様な意見やデザインに即応し、様々なニーズに対応できる柔軟性も魅力の一つです。
未来へのビジョン
LIXILは今後も、革新を通じて新しい価値をお客さまに提供しつつ、製品の生産や供給の側面でもイノベーションを追求します。豊かで快適な住まいの実現に向けて、さらなる努力を続けていく所存です。この新ラインの稼働は、未来に向けた新たな挑戦の始まりを示しています。特注の大形タイル生産を通じて、LIXILはこれからも人々の豊かな生活を支えていくことでしょう。
LIXILの挑戦と可能性
LIXILは(証券コード: 5938)世界的に展開している企業であり、既に約53,000名の従業員が日々の暮らしの向上に向けて懸命に働いています。世界150カ国以上で事業を展開し、毎日10億人以上の人々の生活を支えているLIXILの挑戦が、今後も私たちにどのような新しい価値を提供してくれるのか、期待が高まります。
公式ウェブサイトもぜひご覧ください。