株式会社メンバーズ、令和6年度「なでしこ銘柄」に選定
株式会社メンバーズが、令和6年度「なでしこ銘柄」として選ばれました。この選定は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施するもので、女性の活躍を推進する企業を指名しています。メンバーズは、平成29年度と令和4年度に続き、三度目の選定を果たしました。
なでしこ銘柄とは
「なでしこ銘柄」は、女性が活躍できる環境を整え、企業の持続的な成長へ貢献する企業を評価する制度です。この制度では、企業が女性のキャリア形成を支援する取り組みを重視しており、男女を問わず共働きや共育てが可能な環境を整えることが求められています。選定された企業は、優れた施策を通じて、社会全体に対するポジティブな影響を与えることを目指しています。
メンバーズの取り組み
メンバーズは、「超会社」という経営理念のもと、「社会への貢献」「社員の幸せ」「会社の発展」を同時に実現することを目指しています。特に、IT・デジタル業界での労働環境の改善を最優先課題とし、社員がより快適に働ける環境を整えることに注力しています。以下はその具体的な取り組みの一部です。
1. 働き方改革とキャリア支援
メンバーズでは、時間単位の有給休暇制度を導入し、看護休暇や介護休暇、育児支援制度を整備しています。社員の意向を尊重し、復職前に本人の希望を確認する制度も設けており、女性が安心して働ける職場環境を構築中です。
2. 男性の育児休業取得促進
男性社員の育児休業取得を推進し、制度利用を促進するための評価制度を導入しているほか、育児に関するサポートを行っています。メンバーズでは、育児と仕事を両立できる文化を根付かせるために取り組んでいます。
3. 残業時間の削減
社員のワークライフバランスに配慮し、残業時間の削減に取り組んでいます。2019年から全社員の平均残業時間は月15時間未満を維持しています。
4. テレワークの導入
新型コロナウイルスの影響を受けて、テレワークを推進。2020年には「テレワーク先駆者百選」にも選ばれています。
5. 自律的なキャリア形成支援
メンバーズは全社員のスキル向上を図り、多様な人材が活躍できる環境を整えています。リーダー候補として幅広い社員を登用し、定期的なキャリア研修も行っています。
目指す目標
メンバーズでは、「女性社員比率」や「女性管理職比率」を目指す指標として設定し、また男性育児休業の取得率も目標に掲げています。2030年には女性社員比率51%を目指しています。このように、メンバーズは女性の活躍を推進するだけでなく、男女共に働きやすい職場環境の構築に向けたさまざまな施策を進めています。
まとめ
メンバーズの取り組みが評価され、令和6年度「なでしこ銘柄」に選定されたことで、今後も更なる舵取りが期待されます。企業としての社会的責任を果たしつつ、社員が幸せな職場であることを追求する姿勢が、多くの支持を集めているのではないでしょうか。今後のメンバーズの動向に注目が集まります。さらに、同社では2030年を見据えた長期的な成長を目指して、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。