MyDearestとMoguraが2026年に経営統合しメタバース事業を強化へ

MyDearest株式会社と株式会社Mogura、経営統合を発表

2026年1月末、MyDearest株式会社と株式会社Moguraが経営統合することが合意されました。この合意に基づき、MyDearestが存続会社として両社の経営資源を統一し、メタバースおよびXR領域でのビジネス基盤を強化していく狙いがあります。

経営統合の背景

両社はこれまでそれぞれの強いブランドを築き上げてきました。MyDearestは、オリジナルのVRゲームを中心にエンターテインメントを提供しており、特に『東京クロノス』や『ALTDEUS: Beyond Chronos』などの作品が注目を集めています。一方、Moguraはバーチャル領域に特化した情報メディア「Mogura VR」を運営し、多様なイベントやカンファレンスを開催してきた実績があります。

この統合は、両社が互いの強みを活かすことで、より一層の事業発展を狙ったものです。MyDearestの代表取締役、岸上健人氏は、Moguraとの協力によって次なるステージに進むことができると考えています。両社は、これまで培ったサービスの独立性と中立性を保ちながら、協力し合うことを約束しました。

企業のコメント

MyDearest株式会社代表取締役岸上健人氏

「MyDearestのVRゲーム事業は急成長を遂げており、ゲーム分野だけでなく幅広い領域での強化を考えるようになりました。Moguraさんと提携することで、共にビジネスを拡大することができると感じています。」

株式会社Mogura 代表取締役久保田瞬氏

「私たちはバーチャル領域の発展に取り組んできました。MyDearestとの統合により、より一層高度なビジネスを展開できると信じています。お互いの専門性を活かし、この領域の無限の可能性を探求していきます。」

拡大するメタバース業界

今後、両社はメタバース市場におけるリーダーとしての地位を確固たるものとするため、積極的な施策を打つ予定です。既存のコンテンツやサービスを維持しつつ、新たなプロジェクトにも着手する方針です。

今後の展望

MyDearestは昨年、企業向けのVR/XRコンテンツ制作を行う「VRあそび事業部」を立ち上げ、開発体制を拡充しました。また、Moguraは「Mogura NEXT」として、企業や行政に向けたバーチャル領域のコンサルティングや開発サービスを提供しています。統合後は、これらの事業を融合させることで、より効果的に市場のニーズに応えることが可能となります。

この経営統合は、両社の長期的な成長戦略においても重要な一歩であると言えるでしょう。今後の進展に注目が集まります。